幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 10月12日 ● 野依教授のノーベル賞受賞。

 最初に新聞で彼の顔を見た時に「また鈴木宗男がなにかやらかしたのか」と思いました。まさかいきなりカブールにでも飛んで和平工作をするなんてことを言い出したのではないかと瞬間考えたのですが、実はその写真は鈴木宗男ではなく野依良治名大教授だったわけです。

 野依教授の業績は、新聞を斜め読みしただけでは全くどういうものか僕には想像がつきませんが、とにかく昨年の白川英樹博士に続きノーベル化学賞を日本人が2年連続で受賞したというのは素晴らしいことです。ノーベル賞に関しては本当に日本人はコンプレックスがあるだけに、こうしてどんどん優秀な学者が評価されて受賞することになると本当に良いと思います。

 ところで名古屋では特に今回の受賞は興奮をもって迎えられています。なにせ名大教授です。今までノーベル賞と言うのは京大を筆頭に筑波大とか東大とか、そういう「派手」な大学のものでした。名大は旧帝大とは言え、東大と京大に挟まれて地味に活動をしてきたという印象です。物理学や宇宙学などでは成果を挙げているらしいですが、なにせ卒業生にも有名人が少なく、いかにも名古屋らしく地道に「モノ作り」に貢献してきた大学です。

 野依教授も実は芦屋出身で灘高から京大という経歴ですから、純粋に名古屋の人ではありませんが、現役の名大教授がノーベル賞を受賞したというニュースは、久々に名大にとっても名古屋にとっても明るい話題です。きんさんぎんさんを失い、イチローだけが郷土の誇りという感じでしたが(まあ岐阜出身の高橋尚子も加えてもいいけど)、今後の野依教授の社会的・文化的活躍による名古屋のイメージアップに期待したいと思います。

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