幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 10月7日 ● 小錦にも勝つ綱引きの技。

 TBSが改編時期に必ず放送する人気特番「オールスター感謝祭」を見ていたら、世界綱引き選手権で2位になったオバチャンのチームが登場しました。前回に格闘家相手に勝っているので、今回は格闘家たちのリベンジマッチという触れ込みです。

 確かに綱引きをやっているだけあって、オバチャンたちはしっかりとした体格をしています。しかし、体重が100kg以上はありそうなプロレスラー(もちろん男です)たちを相手に果たして勝てるのかな、と思っていたら、あっさり勝ってしまいました。

 司会の島田紳助がそこで格闘家チームの神取忍を小錦にメンバーチェンジしました。体重270kgという小錦が入ったら、いくらなんでも引けないだろう、と、紳助のみならず僕も思いました。

 ところがいざ引いてみると、最初こそ小錦の重量でグイグイと一気に引いた格闘家チームでしたが、引いているうちに小錦が尻もちをついてしまいました。座り込んだ小錦は自分でもう起き上がることもできません。小錦自身のカラダは座っていても動かないのですが、縄は腕だけでは抑えきれずに引っ張られてしまい、結局またもやオバチャンたちの勝利でした。

 普通ならこれで終わり、というところですが、何を紳助がムキになったのか、今度は転んでしまった小錦の代わりに錦戸親方(水戸泉)を指名します。現役に近い彼なら、もう少し頑張れるだろうという紳助の読みですが、やる方も見ている方も三度目となると「もういいだろう」という空気が漂っていました。

 テレビ的には格闘家チームが勝つという絵が欲しいのかも知れませんが、小錦で勝てない以上、もう勝ち目はありません。一気に勝負をかけて綱を引いてリードした格闘家チームですが、そこからオバチャンチームの巧みな左右への揺さぶりに体勢を崩されてしまい結局3連敗。パワーでいくら勝っていても、チームワーク、技術力、精神力に雲泥の差があるので、とても勝てそうな感じがしませんでした。

 それにしても中年のオバチャンが相撲取りに綱引きで勝てるとは、恐ろしいことです。そう言えば、テニスでも「オバチャンテニス」ほど強い相手はいません。どんなスポーツであれ、アマチュアレベルではパワーとスピードよりもテクニックとメンタルなんでしょうね。

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