幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 9月23日 ● 頭が良い人〜その2。

 昨日の続きです。読んでいない人は、まず昨日の「コーカイ日誌」を先に読んでいただけると嬉しいです。

 「頭の良さ」についての(4)自分を客観視できる というのはどういうことか、というところから話を続けます。昨日も書いたように頭が良い人は、課題を与えられた時に時間内に適切と思われる答を導き出して解決することができます。しかし、人間には所詮限界があります。知らないことも多いし、答に自信のないこともしばしばあるでしょう。

 ただ妙に責任感が強かったり、自信過剰だったりすると(ちょっと頭の良い人にはよく見られる性癖です)、一人で課題を抱え込んで突っ走りがちです。そうでなくても、人は立場によって判断を誤ることがあります。ついつい感情が入り込んで目を曇らせることがあるのです。

 そんな自分のことをちょっと引いて客観視できるかどうかが、最後のポイントなのです。自分が熱くなっていて公正な立場で物事を考えられない、と思えるかどうか。もしダメなら人に助けを求めることは、別に悪いことではないのに、それをできないで誤った判断のまま解決に当たるのは、やはり愚かな所業です。

 「傍目八目」というように、客観視できるといろいろ発見があるはずです。我々広告制作の仕事においても、なにかパッと閃いた素晴らしいアイデアがあっても、一晩寝かせてみると意外とつまらないことがわかる場合が多々あります。自分自身を冷静に把握すること、これが「頭の良さ」の最後の仕上げです。

 さて、この話題の発端はなんであったかというと「頭の良い女性が好き」ということでした。今まで挙げてきたような条件に当てはまる頭の良い女性が本当にいるのか、というと、もちろんいます。ただ、頭の良い女性は「世の中で軋轢を起こさずに上手に生きていく」という課題解決のために、そういう風に見せていないのでわかりにくくなっているだけです。さすが、と言わざるを得ませんが、本当はもっと素直に女性が頭の良さを示せるような世の中になればいいなぁ、と思いますけどね。

とりあえず、読むたびに(1日1回)


を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。


この日記をマイ日記才人に登録する

前日翌日最新今月