幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 9月24日 ● 負けて学ぶよりも。

 昨日はテニスの大会で実に悔しい負けを喫しました。朝からあまり好調ではなかったのですが、なんとかかんとかペアにも助けられて勝ち進み、順位トーナメント戦の準決勝。4-2とリードした7ゲーム目がもつれました。デュースを繰り返し、根比べを何とか競り勝ってこのゲームをキープ。これでカウントは5-2。取られていれば4-3だっただけに、このキープは大きい。これで勝ちが見えてきました。

 次の決勝戦では多分同じサークルのペアと仲間同士の対決になります。内輪で決勝戦をできるなんて、なかなかないことですから大いに楽しみです。僕の心はすでに決勝戦をいかに戦うかを考え始めていました。そこに大きな落とし穴があったにも関わらず。

 8ゲーム目、もう後がない相手ペアは思いっ切りサービスを打ち一気にネットに詰めてきます。その勢いに押されて、あっという間にキープされてしまいました。5-3。でもまだまだ余裕があります。次の僕のサービスゲームはここまで2回、楽にキープしてきましたから大丈夫でしょう。

 ところが相手ペアの勢いが止まりません。これまでと違って勢い良く返してくるリターンが時にはミスショット気味ながらも抜けていきます。あれよあれよと言う間にブレークされてしまいました。5-4。さすがにこれはまずいぞ、という気持ちになります。ここで引き締めよう、とパートナーと確認します。

 しかし、相手ペアの勢いは増してくるばかり。前半あれだけミスを誘っていたこちらのショットが全てつかまり、逆にどかんどかんと切り返されてエースを奪われてしまいます。「相手ペースでゲームをしているから、なんとか調子を崩そう」と思うのですが、こちらはますますやることなすこと裏目にはまってしまいます。とうとう5-6とリードされてしまいました。絶対絶命のピンチです。

 最後の12ゲーム目。相変わらず振り切ってくる相手ペアも、少し勝ちを意識したか、ミスが多くなります。デュースの繰り返し。逆にこれを取ればタイブレークだ、というブレークポイントをミスしてしまいました。これがとどめでした。相手をこちらのミスで生き返らせてしまい、とうとう5ゲームを連取されての大逆転負け。さすがにガックリです。

 ここのところ大会での終わりはいつも競り負け。しかも今回のように勝っているゲームをひっくり返されるのは本当に気分が悪いものです。本当に勝つまでは「勝った」と思ってはいけない、なんてことは頭ではわかっているつもりだったのですが、実は全然わかっていなかったことが証明されてしまいました。

 どんな強い選手も負けて学んで強くなったということですから、僕もこれまでたくさん学んでいるはずですが、やっぱり勝って学びたいなぁ、というのが本音ですよね。

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