幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 9月21日 ● “マッチ”の実勢価格。

 稲垣吾郎“メンバー”の降板によりポッカのファーストドリップのCMに急遽“マッチ”こと近藤真彦が出演しています。と言っても、CMで目立っているのは近藤よりもデーブ・スペクターだったりするのですが。

 この交代劇の裏でジャニーズ事務所とポッカ、広告代理店の間でどういうやり取りがあったのかは僕は知りません。が、大方の人が考えているようにジャニーズ側が稲垣吾郎に代わるタレントとして近藤真彦を推薦してきたのでしょう。で、今さら“マッチ”では弱いなぁ、と思った広告代理店が急遽デーブ・スペクターをブッキングして何とかCMを作ったというところでしょうね。

 ここで問題となるのは近藤の市場価値です。ご存知のように彼はジャニーズの中でナンバー1という扱いを受けています。しかし、これは吉本興業で桂三枝や西川きよしがトップであることと同じで、人気ナンバー1という意味ではなく、あくまでも過去の実績や古株であるということによるナンバー1扱いでしかありません。

 吉本における明石家さんま、ダウンタウンにあたるのは、当然ジャニーズではまずキムタクでありSMAPであり、次にKinKi Kidsや滝沢秀明なわけです。で、近藤は実は三枝ですらなく、今や東山紀之の方がより三枝的です。近藤のポジションはもしかしたら花紀京かも知れません。わかんないかな、この例え。ま、きよしでもいいんだけど。

 いずれにしても近藤にはもはや「過去の人」という認識しかありません。で、過去と言ってもまだ熟成するだけの時間は経っていないので、出てきても本当にどう扱っていいのやら、という微妙なポジションになってしまいます。

 多分ジャニーズの近藤以外の人気タレントは、競合関係などで難しかったのかも知れませんが、ポッカにしてみれば額面ばかり高くて実勢価格は低い“マッチ”は「ありがた迷惑」ではなかったのか、と心配になったります。「ガティ」でこけて、これで「ファーストドリップ」でもこけると、本当にポッカとしては苦しいところだと思うのですが。大丈夫でしょうか。

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