幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 9月17日 ● 他人の思い出が自分の思い出。

 以前に名古屋の同僚でテニス仲間だったM宮さんが東京に戻って3年。テニス以外にスケッチも趣味とする彼が、久しぶりに名古屋で「SKETCH BOY展」なる個展を開きました。過去に描きためたスケッチ帳が50冊になったので、それを一気に展示してしまう、というかなりユニークな個展です。

 展覧会は一週間だったのですが、本人が名古屋に来ているのは土日だけ。どうせなら本人に会いたいので、最終日の日曜日に時間を作って顔を出してみました。まあご本人は相変わらず元気そうでした。

 展示されているスケッチ帳は、知っているもの知らないものいろいろでしたが、名古屋時代のものも多く、懐かしいなぁ、という感じでずっとページを繰りながら見ていました。その中で思わず手が止まったのが、宮崎シーガイアの時のもの。これは我々のサークルの秋合宿として、わざわざ宮崎まで出かけた時のスケッチで、もちろん僕も一緒に参加しています。

 M宮さんが名古屋空港からずっとスケッチをしていたのは鮮明に覚えていますし、描いたものも見せてもらっていましたから、スケッチ帳には見知っている風景ばかりが出てきます。しかも、合宿の時にサークル内のミックスダブルス大会を開いたのですが、その戦績まで僕の字で残っているのです。参加メンバー10人の名前を見ても、今サークルに残っているのは4人だけ。たった4年前のことなのに、もうすっかり様変わりです。

 このスケッチ帳は、もちろんM宮さんの懐かしい思い出のひとコマなのですが、僕にとっても同じ時間を共有した思い出でした。他人の思い出が自分の思い出になるなんて、なんだか不思議な気持ちがしました。  

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