慎吾ママの新曲は『学園天国』だそうで、早くも子どもたちの心を掴んでいるようです。で、これを聞いた20代の女の子が「なつかしい」と言うので、もしかして、と思って聞いてみたら、やはり小泉今日子の『学園天国』のことを思い出していたみたいです。
30代後半くらいから上の人には説明するまでもないことですが、『学園天国』はもちろんフィンガー5の名曲です。40才はフィンガー5、20才は小泉今日子、そして10才は慎吾ママの歌として『学園天国』を記憶するのでしょう。
同じように『17才』は南沙織か森高千里か、『心の旅』はチューリップか吉田栄作かというのもあります。また井上陽水が『コーヒールンバ』や『花の首飾り』などを歌っていたりして、昔の名曲を新しく歌い直すというのが、ますます最近は多くなったようです。
と言って、こうした傾向を「焼き直し」として、日本の歌謡界がオリジナリティとクリエイティビティを喪失した、と非難するのは早計な気がします。むしろ、歌謡界にようやく繰り返し使えるだけの“資産”ができた、と考えるべきでしょう。
僕たちが子どもの頃は、昔の懐メロを聴くと、いかにも古臭く感じたものでした。しかし、昭和40年代から日本の歌謡曲は一定のレベルに到達したのだと思います。中村八大や筒見京平が飛躍的にそのレベルを上げたから、今聴いても古臭くない曲がたくさん残っています。
さて、次は何がくるか。僕は来年あたりに松田聖子が再ブームになるのではないか、と思っています。アイドルにしてあの楽曲のレベルの高さは、当時本当に驚きでした。あの頃、中学生〜大学生だった連中が今や30代になって社会の真ん中にいます。うまく仕掛ければ、いけそうな気がしますけどね。
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