幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 8月24日 ● なんちゃってテニス部。

 今どき「なんちゃって」というのも古いのですが、時々我々のサークルに入ってくる新人さんの中に「学生時代テニス経験あります」と言うので期待を膨らませてお迎えし、実際にコートで打たせてみたら「本当に?」と疑いたくなるようなレベルの人がいます。そういう人がやってくるたびに、「こりゃ、なんちゃってテニス部だな」と心の中で溜息をついています。

 一番眉唾なのは「高校時代テニス部」という経歴です。確かにテニス部にはいたのでしょうが、高校だけで以後テニスをやっていないということは、あまり熱心ではなかった証明です。高校時代と言っても1年生の時は球拾いと素振りがメインで、2年になってようやくコートの隅で時々打たせてもらったけど、夏の大会後くらいに早々に引退、なんてパターンなら、ほとんど初級者同然です。

 次に当てにならないのが「大学時代サークルで」というパターン。サークルというのは真面目にテニスに取り組んでいるところもありますが、シーズンスポーツと言って、夏はサーフィン冬はスキー、合間にテニス、というようなナンパ系もあります。高校時代は体育の授業で軟式テニス、大学は春秋に遊びでテニスをしただけ、というレベルも初級者同然の場合が大半です。

 「大学体育会で」となると、初級者ということは滅多にありません。ただし、これも大学デビューで、しかもあまり強くない大学の場合は、せいぜい中級者レベルの場合が多いようです。体育会、という響きほどには腕前の方は大したことはありませんが、それでも我々のサークルで楽しめる程度にはなります。

 「高校時代テニス部、大学ではサークルで」というパターンが、結構多いのですが、これはかなりの確率で中級者〜上級者です。大学のサークルの熱心さにもよりますが、大抵我々のサークルに入っても一番楽しめるレベルです。これが「高校テニス部、大学体育会」となると、相当の腕前になりますから、今度はこちらが身構えなくてはなりません。

 結局、ある程度熱意をもって長期間プレーをしないと、簡単には上達しないスポーツなのです。逆に言えば、社会人になってから始めても、熱心に10年ほどやっていれば、学生時代の経験者など追い抜くことも可能です。ちなみに「高校時代インハイ出場、大学時代はインカレベスト8」というレベルになると、さすがにこれは手も足も出ません。もっとも、滅多にそのへんにはいませんから、気にする必要もないのですが。

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