幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 8月23日 ● 高田純次と中島史恵。

 水曜日深夜のお楽しみは日本テレビ系の『松本紳助』なのですが、その後に『あんたにグラッツェ!』という中京テレビ制作の番組をやっています。これは、大竹まこと、高田純次、渡辺正行のオヤジ3人が、毎回ゲストの女性タレントにいろいろ奢って貰おう、という設定の番組です。もちろん、奢って貰う、という名目の元、その女性タレントが好きな場所に行って、ゲストの個性を引き出すというトーク番組なわけです。

 第1回の飯島愛から、結構ずっと見ていて、菊川令が「テニス大好き」とか言いながら、やってみたら下手だったりとか、久本雅美の回に登場したワハハ本舗劇団員たちの相変わらずのパワフルさとか、松本伊代&堀ちえみのアイドル時代の裏話とか、随分と堪能させてもらいました。

 この番組は、ホストであるオヤジ3人のトークによって支えられているのですが、一見同格に扱われている3人ながら、明らかに突き抜けて面白いのは高田純次です。もちろん、劇団出身のお笑い中年タレント3人が、同じような役割を負っても仕方ないので、役割分担ができてはいます。大竹まことは気障でモテモテの「おじさま」役、渡辺正行はいつも貧乏くじを引かされる損なパシリ役、そして高田純次がゲストと常に絡みながら笑いを取り進行も務めるメインパーソナリティーなわけですが、ほとんど番組は高田の一人舞台。大竹と渡辺は高田の突っ込み役でしかありません。

 役回りとは言え、大竹と渡辺が常識を持った年齢相応の大人として振る舞っているにも関わらず、高田は常に一人でガキのようにはしゃぎまくっています。それは笑いを取りにいっている、というイメージではなく、もう本当に「ふざけている」としか言いようがない態度です。その大人げないほどの高田の疾走感が、この番組の持ち味になっています。

 最近ではそれを番組の構成上もハッキリさせてきていて、昨晩のシェイプアップガールズ中島史恵の回では、中島の部屋探しという設定で、高田が不動産屋の社長、渡辺がその部下、大竹が中島の保護者という役回りで恵比寿や渋谷あたりの物件を回っていました。もはや番組当初のコンセプトであった「美女におごってもらう」というのはどこへやら、という様相ですが、この方が番組的には面白いのですから仕方ないところです。

 ここでも高田の突っ走るボケが随所に炸裂していて、それを受ける大竹はまだしも、渡辺などいたのかいないのかわからないくらい存在感がありませんでした。

 ところで中島史恵はもう三十路を超えたと思うのですが、随分良い雰囲気の大人の女になってきましたね。セクシーアイドルは、年を重ねると生き残り方がかなり難しいと思うのですが、あのナチュラルな雰囲気なら、岡本夏生のようなバラエティ路線に走らなくても、番組中でも高田が勧めていたように女優路線でいけるのではないかと思います。癖が強い美人ではなく普通の美人、と高田が言っていましたが、だからこそ女優向きというのもよくわかりました。演技を見たことがないので、本当に女優ができるかどうかはわかりませんが、僕は結構好みなのでぜひ見てみたいものです。

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