幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 8月9日 ● スランプ。

 かつて水島新司のマンガの中で「スランプなんて上手い奴の言う言葉だ」と言う意味のセリフがありました。下手くそには偉そうに「スランプだ」などと言う資格はない、そう思うのならちゃんと練習しろ、というのですが、実際下手は下手なりに調子の良い悪いはやっぱりあって、最近自分のテニスも何だかスランプだなぁ、と感じています。

 これは勝ち負けの問題ではありません。もちろんダメなんだから試合をしても負けるんですけど、それよりも自分自身がプレーに納得していないと感じるのです。できるはず、と思うプレーができない、できてもなんだかスッキリしない、という違和感が残る状態が最近ずっと続いています。

 練習量は変わっていません。体調も悪くはありません。となると、考えられるのは三つ。年齢のせいで自覚症状のない衰えがきているのか、もしくは自分が追い求めているプレーのレベルが高すぎて、水島新司の言うとおりスランプではなく下手なだけなのか、本当に「スランプ」という名の訳のわからない不調によるものなのか。

 自覚症状のない衰え、というのは、自覚症状がないのだから自分ではわかりません。動体視力が落ちてきているのか、反射神経が鈍ってきているのか、筋力が落ちてきて反応できていないのか、いずれにしても40才ですから衰えがあっても不思議ではありません。いくら自分では20代の時と同じように動けているつもりでも、それは「つもり」に過ぎないからです。

 自分の考えている理想の自分のプレーが高すぎる、というのも考えられなくもありません。上手な人のプレーを見ていると、いつの間にかそれが目標となり、そういうプレーができなければダメだ、と思ってしまいます。でもそうそう社会人がグングン上達したりはしませんから、結局理想通りにはできなくて「ダメだぁ」と落ち込むことになるのです。

 かつて王貞治はスランプを脱出するには練習しかない、と猛練習に励んだそうですが、僕の場合も理由がどれであれ、とりあえずは練習してきっかけを掴むしかないだろうと思っています。幸い真夏はオフシーズンですから練習時間は十分にあります。問題は暑くて練習する気になれない、ということだけですが、なんとか気力体力を整えて、秋のシーズンインまでにスランプを脱出したいと思っています。うーん、我ながら前向きだなぁ。テニスだけではなく、仕事もかくありたいものです。できんけど。

とりあえず、読むたびに(1日1回)


を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。


この日記をマイ日記才人に登録する

前日翌日最新今月