『日経エンタテインメント』という雑誌があります。芸能音楽文化関係の流行りモノ解説誌というべきもので、仕事に役立つこともあるので、いつも立ち読みしています。発売されたばかりの9月号は「世紀を超えた傑作の最新常識」という特集でしたが、いつもに比べるとちょっと切れが悪いかな、と思って読んでいました。
ずっとページを繰っていたら、先ほど読んだはずのページがまた出てきました。一瞬、自分でも気付かないうちにページを戻してしまったのか、と思いましたが、どうも様子がおかしいので改めて前に戻って確認してみます。やはり同じページがありました。「ああ、乱丁だ」と思ってよく見たら、なんと1ページだけではなく数ページわたっているではありませんか。
きちんと調べてみると、46ページの後に39〜46ページまでがまた繰り返していて、その後はいきなり55ページになっていました。47〜54ページの8ページ分がごっそり抜け落ちているのです。ありゃりゃ、ってなものです。
しょうがないなぁ、と思いながら、なおも読み進んでいくと、なんと今度は94ページの後にいきなり103ページが。そして110ページの後にまた103ページが始まっているのです。つまり、今度は95〜102ページが抜けて、その代わりに103〜110ページが入ってしまっているのです。
これは、39〜46ページと103〜110ページの16ページ分を一枚の紙に刷り、抜けた47〜54ページと95〜102ページの16ページ分も別の同じ紙に刷っていたということです。で、どういう理由かわかりませんが、印刷の指定を間違えて2回同じページを刷って製本してしまったのでしょうね。で、普通なら途中で気付くはずのそのミスが、何回かあるはずのチェックをすり抜けて書店に出回ってしまったのでしょう。ちなみにその本屋にあった日経エンタを数冊チェックしてみましたが、全て同じ状態だったので、間違いなく印刷工程の大元でのミスだと思われます。
合計16ページも抜けてしまっては大問題です。記事だけではなく広告面も含まれているかどうかはわかりませんが、もしかしたら回収騒ぎになるかも知れません。多分今頃は日経エンタの編集、営業、広告、印刷などの担当者が青い顔して右往左往していることでしょう。先日日経BP社の広告賞の表彰式に出席しただけに、なんとなく身近に感じて余計に同情してしまいます。
追記:その後、調べてみたところ、さすがに全部の日経エンタが乱丁というわけではなかったようです。当たり前ですね。
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