プロ野球オールスター戦が開幕しました。先日イチロー、佐々木の活躍で話題になったメジャーリーグのオールスター戦ほどの「有難味」はありませんが、一応“夢の球宴”として、それなりの価値があるイベントではあります。初戦はパ・リーグの重量打線が火を噴いて大勝しました。
ただ、ここのところオールスター戦ではセ・リーグがずっと連勝を続けていました。かつては「人気のセ、実力のパ」と言われていたのに、最近では人気も実力もセというカタチになっていたのです。これはセ・リーグが研鑽努力を続けて実力をつけてきた、ということではなく、やはりFAと逆指名という巨人優位の制度改革により、有力選手がセ・リーグに移籍してしまったせいと、なによりメジャーリーグへの流出によるパ・リーグの戦力ダウンが激しいからに違いありません。
本来ならパ・リーグにいたはずのイチロー、野茂、伊良部、清原、工藤らが残っていたら、ここまでセ・リーグに差をつけられることはなかったはずです。そして今年のオールスターで久しぶりにパ・リーグに勝利をもたらした松井稼、中村紀らもまたメジャー行きが噂されています。このままではパ・リーグはメジャーと巨人の養成所になってしまいます。
理想論としては、パ・リーグもさらに発展し、セ・リーグに負けないだけの魅力で有力選手が残るようなリーグになれば良いのですが、現在の日本プロ野球では現実的解決策としてはかなり難しい状況だと思います。そもそもパ・リーグだけではなく、巨人も含めた日本プロ野球全体が地盤沈下している状況ですから、もっと抜本的な方策を考えないと、このままプロ野球はどんどん衰退していきかねません。
そして、現在その解決のための最も有力な案が1リーグ制です。魅力のない、また球団経営に情熱ももっていないような球団を統廃合して、8〜10チーム程度の1リーグにすれば、もっと試合内容が白熱するし、リーグも盛り上がることでしょう。
ただしこれはナベツネの構想でもあるので、あまり安易に賛成すると、ますます巨人のための改革になりかねません。そこで僕はこの1リーグ制の発展案として、メジャーリーグとの合併はどうだろうと思っています。すなわち、まず8チームの「ジャパンリーグ」としてメジャーリーグの3番目のリーグとして加わります。そして日本東地区と日本西地区の優勝チームがプレイオフに進出して、メジャーのチームとともにワールドシリーズを目指すのです。
もちろん現行のナ・リーグとア・リーグの交流試合のようなものも行います。そうすればイチローvs石井一や野茂vs松井秀も見ることができます。それだけではなく、日米ジャイアンツ対決とか、ドジャース対ドラゴンズ(ユニフォームがそっくりなことがよくわかります)なんてのも実現します。メジャーリーグの一員なのですから、外国人枠もなくなりますし、ランディ・ジョンソンやサミー・ソーサだって日本のチームに簡単に移籍することができるようになります。
なによりナベツネとてメジャーリーグに加わったら、もう好き勝手できません。アメリカのコミッショナーに従うしかありません。なるほど、これが一番のメリットかも知れませんね。
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