幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 7月1日 ● アクシデントに負けない。

 先週の日曜日に続き今週土曜日もまた雨でテニスの草大会が中止になってしまいました。梅雨だから仕方ないとは言え、月曜日から金曜日まで雨が降らなかったのに、大会の日だけ狙ったように雨が降るとはついていません。2週連続で試合のためにペアの練習もしていたのに、どちらも潰れてしまってはがっかりです。

 毎日夜遅くまで見ているウィンブルドンでも名物の雨が降ったりやんだりしていますが、ロンドンは天気が猫の目のように変わりやすいので、雨が降ってもすぐにまたやんでしまいます。1日の間に全ての気候があると言われるだけのことはあります。

 もっとも雨の中断で試合の流れが変わったりしてしまうのは、選手にとっては時に非情な場合もあると思います。直接的には雨ではありませんが、かつて伊達公子がグラフを追い上げていながら、日没サスペンデッドになってしまったために負けてしまったこともありました。あの試合も前の試合が雨で中断したりして試合開始が遅れたために日没になってしまったわけですから、そういう意味では雨のせいとも言えると思います。

 流れが変わると言えば、先日の杉山愛とテスチュの3回戦も残念でした。3セット目まで全くイーブンの流れで杉山がシード選手のテスチュ相手に頑張っていたのに、休憩中に杉山が虫に右肩を刺されてから一気に流れが変わって負けてしまいました。多分虫さされの痛みがどうこうではなく、あれで集中が切れてしまったと言うか、折角作り上げたコンディションに違和感が生じてしまったのでしょう。強敵相手にギリギリのところで戦っていた杉山には酷なアクシデントでした。

 レベルが違うとは言え、我々の試合でも時として思わぬアクシデントが起きることがあります。そんな時に、どこまで我慢できるか、集中力を切らさずに戦えるかというのが大切なことなのですが、やはり相手が強いと難しいですね。負け始めてしまうと、ついついアクシデントを言い訳にしてしまうからです。負けた時の言い訳をしながら戦っていても勝てる訳がありません。気持ちで負けてしまっているからです。

 逆に言えば、技術や体力よりも気持ちの強さがあれば意外と強敵にも勝てるということだと思います。若いバリバリの学生プレーヤーが中年の社会人プレーヤーに負けたりするのも、その気持ちの強さとか安定感、集中力の差だと思います。そう思って僕も40才になっても頑張っているんですけどね。  

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