幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 6月29日 ● スカイラインという名前。

 今乗っているアコードもすでに8年になり、ずっと迷っている次のクルマですが、最近ますます混迷の度合いを深めています。と言うのも、アウディA4が新しくなり、BMW3シリーズやベンツCクラス、アルファロメオ156など、選択肢がますます増えてしまったからです。

 しかも最近は輸入車だけではなく、トヨタのブレビス、日産のプリメーラ、スカイラインなど日本車も新しいスポーティなセダンが次々と発表されていて、やはり価格と性能とのバランスを考える日本車かなぁ、なんてさらに悩みが深まっています。

 で、悩んでばかりいても仕方ないと、先日ゴーンさんちのレッドステージへプリメーラとスカイラインを見に行ってきました。プリメーラはスタイルになんと言っても特徴があるわけで、カッコイイと言えばカッコイイのですが、僕には少々先進的過ぎて食指が動きません。それに「ITドライビング」なんてコピーも嫌いです。

 ところが同じレッドステージに置いてあった新しいスカイラインは、実際に見るまでは「トヨタ車みたいになったのかな」なんて思っていましたが、写真で見るよりもずっとまとまりが良くて、想像よりもずっとエモーショナルでした。

 試乗をしても良いよ、というので、早速ディーラーの周りをクルッと回ってきたのですが、走らせていてもなかなか気持ちが良いし、質感も高く装備も充実していて、かなり気に入ってしまいました。カミサンも「ビーエムより助手席の乗り心地が良い」と言うことで、一気に有力候補にのし上がってきました。

 価格的にはプリメーラよりは50万円ほどは高くなりますが、BMWやベンツよりは100万円くらい安いですから、まあ何とかなる範囲です。ただ、これで即購入か、と言うと、ひとつ大きく引っかかっている点があります。

 それは「スカイライン」という名前。プリンス自動車時代からの由緒ある名車の名前ですが、あまりにも「走り屋」イメージが強すぎて、これまで僕はあまり好きなクルマではありませんでした。逆に昔からのスカイラインファンも、今回のスカイラインは直6エンジンも丸形テールランプもサーフィンラインも捨ててしまって、どこがスカイラインだ、と思っていることでしょう。実際、レッドステージの営業マンも「従来のファンよりも今までスカイラインと縁のなかった人が見に来る」と言っていました。

 「スカイライン」というビッグネームを捨てるのは、あまりにも勿体ないと日産は思ったのでしょうが、逆に「スカイライン」という名前故に、せっかくの優れた新車が掴みそこなったユーザーもいるような気がしてなりません。僕も「こいつがスカイラインじゃなかったらなぁ」と思っています。またしばらく悩んでしまいそうです。  

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