幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 6月28日 ● 浅越と杉山。

 ウィンブルドンを毎日夜2時半まで見ています。いつもでも寝るのは3時頃なので寝不足ということはないのですが(いきなりの猛暑にバテてはいますが)、やはり夜ずっとテレビの前に座っていると、ほかに何もできないのでちょっと困ります。

 日本人選手でシングルスに出ているのは女子の杉山愛と浅越しのぶの2人だけ。浅越は1回戦で優勝候補の一角であるヴィーナス・ウィリアムズとセンターコートで対戦しました。試合内容は善戦で、本人もインタビューなどで素直に善戦したことを喜んでいたようですが、僕には見ていてちょっと歯痒いゲームでした。

 と言うのも、この試合、浅越は最初から善戦することを目標にしていて、何とか勝ってやろう、という気構えが見られなかったからです。第2セットで3-1とリードしても、「よしいける!」という前向きの感じではなく「あれ、どうしちゃったんだろう?」という戸惑いが見受けられました。これではヴィーナスに勝てるはずもありません。プロである以上、いくら相手がはるかに格上と言えども、なんとかしてビッグアップセットを狙って欲しいものです。

 浅越のこうした素直で明るい性格は、ある意味長所でもありますが、先輩である伊達公子の負けん気や諦めの悪さをもっと学んで、折角の秘めた素質を大きく開花させて欲しいと思います。

 もう一人の日本人選手、エース杉山愛は久々に3回戦進出を決めました。昨年からダブルスは絶好調で今やランキング世界1位。しかし、それに反比例するかのようにシングルスランキングは下がり続けて50位まで落ちてきてしまいました。ダブルスのスペシャリストと言われるのは決して本意ではないと思いますが、これだけランキングに差があると、世界の杉山に対する見方は間違いなくダブルス選手です。

 今回久々に3回戦進出と言っても、1、2回戦はともに格下相手の勝利。杉山の真価が問われるのはこれからです。久しぶりにウィンブルドンで日本人選手が活躍する姿を期待したいと思います。  

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