幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 6月10日 ● 何才差までなら友達になれるか。

 学生の頃は1年違うだけでもはっきり上下感覚があって、3年も離れているともう全然違う世代の人、という感じでしたが、社会人になるとかなり年齢に差のある人とでも付き合うことが増えてきます。それも年を重ねるほどに幅が広がってきて、20代の頃はまだ前後2〜3年くらいの人としか友達感覚で付き合いづらかったのが、僕のように40才くらいになると前後10年程度はOKという気がします。

 もちろんこれには個人差があって、上手に年の離れた人と付き合えるタイプの人なら15才くらい差があっても大丈夫でしょうし、逆に下手な人は5才も違うとダメ、というタイプもいるようです。それと上に強いけど下は苦手、という人と、逆に下なら平気だけど上の人は緊張してしまって、というタイプもあるようです。

 僕の場合は干支が一回り違うと、付き合いにくさを感じる場合が多いようです。それも上と下では「難しさ」の中身がちょっと違います。年上の人の場合は、相手の思考法は理解できる場合も多いのですが、向こうにこちらのことはわかってもらえないだろうな、という気持ちがあります。そのズレが大きい時に、こちらが年下ですから、どうしてもこちらから歩み寄る場合が多く、それが疲れてしまう原因だと思います。

 ひと回り下の場合は、理解以前に相手がまだ対人関係を築くことに不慣れなため、上手に付き合えないということが多い気がします。30才近い相手ならまだ大丈夫なのですが、20代半ばより年下の場合は、相手の察しの悪さ、気配りの無さにこちらがイライラしてしまい、かなり付き合うのに努力を要します。

 ただ、もちろん年齢が全てではありません。12才以上の差があっても気の合う、楽しく付き合える人も中にはいます。それは年が近くても気の合わない人がいくらでもいるように、人と人との交流は年齢だけでどうこう言えることではないからです。そして年が離れていても親しくできる人は、それだけで貴重な存在です。

 ただ、問題は折角そういう人と出会っても、環境が違うから長続きしないんですよね。やはり年が近い方が置かれている状況も似ていて、一緒に遊びやすいということはあります。「相性」よりも「愛情」よりも「環境」の方が優ってしまうということに一抹の寂しさも感じますが、こればかりは仕方ないですね。  

とりあえず、読むたびに(1日1回)


を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。


この日記をマイ日記才人に登録する

前日翌日最新今月