幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 6月4日 ● 最小の努力で最大の成果を。

 大学時代に家庭教師のアルバイトを随分やりました。当時、僕はいつも「勉強を教えるのではなく、勉強法を教える」をモットーとして教えていたのですが、これがなかなか家庭教師先の親や子どもには理解されないこともしばしばありました。

 受験時代、僕はできる限り勉強時間を短くして効率的に学力を向上させることを考えていました。青春は短いのに無駄に受験勉強に時間を浪費してなんになる、と強く思っていたので、いろいろなテクニックやコツや要領を研究し、なんとか現役で大学に滑り込みました。

 その時に自分が開発・獲得したノウハウを教えれば、教え子たちも無駄な努力をしなくて済むと僕は思ったのですが、世の中にはそういう「要領の良いやり方」を軽んじ、とにかくひたすら愚直に努力することがエライ、と思っている人もたくさんいたわけです。

 確かに無駄とも思える途方もない努力から何かを得ることもあるでしょう。それは間違いではないのですが、やはり僕は無駄な努力に費やされるエネルギーと時間を、もっと他のことに使えば、得るものはさらに大きいはずだと考えています。

 人の1日は誰でも24時間です。どんな生まれ育ちをしたところで、与えられた時間だけは平等なのですから「時間リッチ」になるのは、各人の創意工夫次第。そのために効率の良いやり方を見つけて、最小の努力で最大の成果を求めるのは当然だと僕は思います。

 要領の悪いやり方で仕事している人と、頭を使わずに漫然とテニスをしている人を見ていると、もっと上手なやり方があるのになぁ、と、ついつい思ってしまうのです。もっとも、そうやってボーッと時間を食い潰していくことが好きな人というのも確かにいるようなので、端からとやかく言うことではないのかも知れませんけどね。  

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