幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 6月3日 ● 勝ち方が良い。

 コンフェデレーションズカップ、先日のカナダ戦に続いて、カメルーン戦も2-0で完勝、日本代表は早々に準決勝進出を決めました。いくら地元の利があるとは言え、ここまで順調にいけるとは日本も強くなったものです。

 カメルーン戦はまさに理想的な勝ち方でした。選手のモチベーションと集中力は切れることなく最後まで高く維持され、攻撃ではきちんとカタチを作って点を奪い、守備陣も乱れを見せず、それでも打たれたシュートをGKがファインセーブ。選手交代も早めに的確なタイミングで行われ、監督の采配も完璧。しかも相手がアジアの弱小国ならともかく、アフリカチャンピオンだと言うのですから、まさに文句のつけようがありません。素晴らしいの一言です。

 むろん、日韓以外の国々にはいろいろ言い訳があると思います。ちょうどW杯予選が佳境を迎えているいま、この大会に全力を尽くして怪我人が出て予選に影響が出ては困るし、そもそもヨーロッパの各国リーグが大詰めを迎えている時期で、代表に選手が揃っていないし、例え参加していても十分な調整ができていないということです。この大会に対する意欲は、日韓両国以外はそれほど高いとは思えません。

 優勝候補のブラジルがカナダと引き分けたり、フランスがオーストラリアに負けたりしているのも、そういった「本気になれない」事情があるわけですが、それはそれとしても、かつてアジアですらなかなか勝てなかった日本代表がここまで強くなったということ自体に、僕など隔世の感がしてなりません。

 次のブラジル戦、そして準決勝以降の戦いで、今の日本代表の実力がさらにハードに試されるわけですが、例え今回負けたとしても、この2戦のようなサッカーをしていれば、1年後のW杯本戦はとても楽しみだと思います。  

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