幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 5月24日 ● 会社での服装。

 僕の会社は広告代理店という業種柄、オフィスにいる時のファッションもかなりチャラチャラと派手な格好をしています。特に僕の部署は制作部門なので、若手はネクタイもしておらず思いっきりカジュアルな服装で仕事をしています。

 それでも僕が入社した頃は、もう少し会社は服装に厳しく、思い出したように総務から、ネクタイをしてこい、バッジをつけろ、などと細かく注意をされていました。ところが最近は総務も諦めたのか全体に服装に対して寛容になってきていて、口うるさく注意する人も少なくなったので、どんどん自由度は増しています。

 僕の1年先輩にあたるN山さんなど、今では管理職にも関わらず、入社当時と同じようなTシャツにジーンズ、しかも髪を腰近くまで伸ばした超長髪で出社しています。ただ見た目と違って、彼は人柄も温厚で、仕事に関しても本当に真面目で信頼も厚いので、あまり服装や髪型を煩く言われることもなくなったようです。実力で周りを黙らせてしまうというのは、素晴らしいことだと思います。

 ところがカタチだけ真似ている若手も多く、仕事は半人前のくせに格好だけは芸術家気取り、というのは見ていても苦笑せざるを得ません。もちろん僕だって若い頃は似たようなものでしたから、彼らの気持ちはわかりますし、そこで管理職でもないのに要らぬ注意をするほどお節介ではありませんから、なにも言いませんけどね。

 ただ女性に関してはちょっと弱ってしまう時もあります。女子社員(特に派遣社員)の服装も、昔に比べて最近は随分自由になってきました。ミニスカートや肌の露出の多い服装、派手なアクセサリー、きつい香水、そして金髪。以前だったら即座に注意をされていたような格好も、最近はかなり許容されているのか、オフィスに水商売のお姉さんがいるような錯覚を覚えることが多々あります。

 特にこれから暑くなってくると、一段と彼女たちのファッションも過激さを増してくることは間違いありません。もちろん、僕としては文句を言う筋合いのものではなく、むしろ嬉しいのですが、それを素直に表現するとセクハラだと言われてしまいますし、そもそも目でじっと追うだけでも「なにこのオジサン」なんて思われてしまいそうで、少々弱ってしまうのです。いろいろアイデアをひねり出そうと苦心している時などについつい見かけると、思わず考える気持ちが萎えてしまうこともあります。

 仕事に集中したい時にはどこかに隠れていてくれて、息抜きしたい時間になると、わらわらとデスクの周りに集まってきてくれると、作業効率が上がりそうで気分も最高なのですが。もっとも、こんなこと真面目に提案すると、会社はキャバクラではない、と怒られそうなので言えませんけどね、って、真面目に提案する気があるだけ怖いか。
 

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