飛行訓練中の小型機とヘリコプターが衝突・墜落した桑名市の近鉄・播磨駅周辺というのは、僕にも少しだけ馴染みのある地域でした。かつて友人の女の子が近くに住んでいて、何回か彼女の家までクルマで送っていったことがあるからです。

　彼女の家は、今回機体が空から降り注いだ一帯の川を挟んだすぐ隣の地区です。国道258号から大山田川沿いに播磨駅の方へ向かうと、左側が機体が落ちてきたところ。彼女の家は川の右側、橋を渡ってすぐのところでした。ヘリコプターの機体が墜落した現場は、本当に家のすぐ近くだと思います。

　本来なら電話をかけて「大丈夫だった？」と聞きたいところでしたが、すでに彼女とは数年前から音信不通。さすがにもう嫁いでしまって実家にいない可能性も高いので、わざわざ電話するのは憚られたのでやめましたが、ちょっと縁があるというだけで、ニュースも身近に感じられて熱が入りますね。

　それにしてもあんな住宅街の上で飛行訓練をしているとは、ちょっとビックリしました。桑名市は今や名古屋のベッドタウンとして開発が進んでいるところで、その女の子以外にも知り合いが何人も住んでいます。いや、実は女の子だけではなく、親戚も近くに住んでいるんですが、ほとんど行き来がないので意識にないんですけどね。親が聞いたら嘆くだろうな。

　ニュースで桑名市長も語っていましたが、これを機会に訓練空域の除外をしてもらわないと、今後も住民は不安で仕方ないことでしょう。そう言う僕の実家も小牧ですから、飛行機もヘリコプターも民間機、自衛隊機を問わずバンバン上空を飛んでいます。昔はブルーインパルスかなんかが、アクロバット飛行のショーまで実家の上空でやっていました。子どもの頃はあれが落ちてくるなんて思わずにポケーッと空を見ていましたが、いま考えてみればとんでもない話ですね。
　

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