幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 4月27日 ● 0-1をどう評価するか。

 フランス戦での悪夢のような0-5での敗戦。一気にショックが広がった日本代表サッカーチームですが、守備の立て直しをテーマに望んだスペイン戦を0-1で惜敗しました。後半終了間際にスペインにゴールをもぎ取られるまでは、ずっと0-0で均衡を保っていただけに、実に惜しい敗戦です。

 とりあえずフランス戦で露呈したディフェンスの甘さを、このスペイン戦では見事にカバーしたという意味では、ある程度の評価をして良いのでしょう。この短期間でここまで守備を仕上げたトルシエの手腕と、代表チームの能力の高さは、過去の日本代表のことを思えば驚くべき進歩です。

 今回のスペインチームは報道によればあくまでも「親善試合」という立場で日本戦に臨んでいたそうです。勝ちにきていないのは、同点にも関わらず後半若手主体のメンバーに切り替えて(なにせチーム全員をピッチに立たせたというのですから)きたことからも明らかです。勝ち負けよりも国際試合の経験を積ませることを目的としていたのでしょう。

 ただ、とは言え相手は強豪スペイン代表で、しかもアウェーです。互角に戦っただけでもアジアレベルからすれば十分なのかも知れません。攻守の割合をもう少し変えて、点を取れるようなチームにしなくてはならないとしても、スペインクラスの相手には勝てなくとも、もう少し実力が劣るヨーロッパの代表やアフリカ、北中米のチーム相手なら、今のままでも十分に勝機はあるでしょう。それだけ日本代表は強くなったと思います。

 このスペイン戦の敗退をメディアはいろいろに評価することでしょう。負けは負けとしても、1点も取れなかったことを殊更にけなすメディアも考えられます。どう評価されるかはわかりませんが、僕は「よくやった」と思っています。アウェーでスペイン相手に競り合ったんだから、それはそれなりに評価しなくてはなりません。それにあんまりチームをけなしても良いことなんかないですしね。小泉新首相と同じで、とりあえずは「様子見」で。

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