我が家から1kmほど離れたところを流れている天白川。去年の東海豪雨の時には氾濫して周辺に被害をもたらした大きくもなく小さくもない川です。この川でなんとワニを見た、という報告が高校生からあって大騒ぎになりました。

　高校生によれば、川で大きな音がしたので見てみると、体長1メールくらいあるワニがいた、というのです。1メールのワニというと、アマゾン川ならともかく天白川ではちょっと大物です。早速地元警察が捜索に乗り出しました。

　しかし、大捕物にも関わらず、見つかったのは食いちぎられて半分になったフナ。後はカメが悠然と佇んでいただけで、肝心のワニは発見されるどころか、本当にいるのかどうかさえ掴めませんでした。

　食いちぎられたフナと高校生の目撃談だけが、ワニ騒動の証拠です。これだけでは本当にワニなのか、それとも他の生き物なのかすら漠然としていてわかりません。

　ただこのニュースはＮＨＫが全国ニュースとして流していたくらいですから、多分「雅子妃ご懐妊」報道と同じくらい(?)ニュースバリューがあるのでしょう。子どもたちも学校で気をつけるように注意されてきたみたいですから、早くワニをとっつかまえるに越したことはありませんが、でも僕のココロの中では、このワニがこのままどんどん成長して天白川の主みたいになってくれることを、ちょっと期待しています。「ワニが泳ぐ川」が同じ区内にあるなんて、カッコ良いじゃないですか。

　

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