幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 4月17日 ● 世代の差は超えられるか。

 昨日うちのテニスサークルの平均年齢も上がった、という話を書きましたが、そうは言っても相変わらず20代〜30代のテニスサークルであることには変わりありません。世の中のテニスサークルには親子で参加している人がいたりして、10代〜50代なんてところもたくさんあるようですが、僕は、年齢差がせいぜい10数年の中に男女半々で30人程度のメンバーがいる、ある程度の同質性が保たれているサークルの方が、メンバー相互のコミュニケーションが図りやすく、また幹事としての僕が「楽をできる」理想的なメンバー構成だと考えています。

 もちろんサークルは生き物のように少しずつその姿を変えているわけですが、結局肝心なのは「ひと」です。どういう人がメンバーとして、そのサークルを構成しているのかがサークルの性格を決定づけていきます。その点では、サークル運営の要はメンバー選びにつきるとも言えると思います。

 現在新メンバーは紹介かインターネットによる申込みのどちらかです。紹介の場合は、すでに現在いるメンバーが「この人ならサークルに合うだろう」と思って連れてくるわけですから、ある程度「ふるい」にかかってから来ているので、あまり大きなトラブルはありません。本人も紹介者の顔を潰さないとでおこうとも思いますから、あまりとんでもないことをしでかすことも少ないです。

 ところがインターネット経由で来る場合は、本当に個性的で多種多様な人が申し込んできます。それを全部受け入れるだけの余裕はもちろんないので、メールから窺える人格で適当にセレクトするしかないのですが、当然面接試験をしているわけでもないので完璧とは言えません。最初の頃は結構「困ったちゃん」が来てしまって、本当に困ったこともありました。

 長年の経験で眼力がついてきたせいか、最近はようやく「これは当たり」とか「ちょっと困るかな」とかわかるようになりましたが、今回予想外のタイプの人からメールが来て、また弱ってしまいました。

 その人は最初のメールでは「年齢は大台、でもいくつかは秘密です」みたいなことを書いてきたので、僕は(多分30才だろうな)と思いつつ、正直に書いて欲しい旨、返信しました。戻ってきたメールを見て僕はちょっと驚きました。なんと彼女は50才だったのです。さすがにホームページ開設以来5年、50代の人から参加希望のメールが来たのは初めてでした。

 女性相手に年齢で差別するような真似はしたくありませんが、サークルの平均年齢(30才くらいかな?)を考えると、とても一緒に活動していくのは大変だということも判断できます。結局悩んだ末に、正直に理由を書いた方がいいだろう、ということでストレートにお断りの返事を書きました。

 ちょっと後味が悪いです。今後もこういう思いをしたくなかったので、サイトのメンバー募集要項には年齢を明記することにしました。せめてもの自衛策(?)です。幹事は辛いです。

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