幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 3月17日 ● 幹事の憂鬱。

 サークルの幹事をしていて、一番辛いのは参加率が低いことです。どんな仕事でもそうですが、顧客満足度というのはなかなかわかりにくいものです。はっきり表れるのは、満足度と相関関係にあるだろうと考えられている数字。ですからテレビ関係者は視聴率に一喜一憂するし、森内閣も支持率の低さに怯えたりするわけで、幹事にとっての視聴率にあたるのが参加率というわけです。

 毎週の練習の参加者は増えたり減ったりします。絶対数を増やすなら、とにかくたくさんの人に声をかければ良いのですが、あくまでも目指しているのは参加率のアップ。30人に案内のメールを出せば、できたら20人、少なくとも15人くらいは参加してくれないと幹事として納得できる数字とは言えません。

 もっと気になるのは合宿などの泊まりがけのイベント。最近では春と秋の合宿に加え、ひるがの高原で行われるテニス大会にも年2回参加していますので、これらのイベントにどれほどの参加者があるかも気を揉むところです。参加率が低いということは、それだけイベントに魅力がない、もしくはサークル自体に魅力が乏しいと判断されているわけで、幹事としては低視聴率に喘ぐドラマのプロデューサーのような気分になってしまいます。

 なぜそれほど参加率が気になるのかと言えば、多分案内を出して誘って断られる、という行為自体に問題があるのでしょう。誘いを断られると、自分の人格を否定されたような気になります。こういう気持ちというのは、幹事を経験しないとなかなか理解できないようで、わかっている人は極力予定を空けてくれるし、断る時でも丁寧に理由を説明して断ってきます。

 逆に、どうでも良いような理由で直前に平気で断ってくる人は、大抵幹事なんて面倒なことは極力逃げ回りそうな人ばかりです。幹事の気持ちどころか、実際にかかる事務的迷惑のことすら考えが及ばないのでしょう。もちろん、こういう人には幹事なりの復讐を考えますけどね。黙っていつまでも我慢しているほど、僕もお人好しではないので。

 春はイベントの季節。幹事業も忙しくなります。それだけに憂鬱な気分になる時も少なくありません。決して単に春だから憂鬱になっているわけではないのです。

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