幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 3月15日 ● バンテリンのCM。

 昨日からのCMつながりですけど。興和のバンテリンという肩こりの薬がありますが、あのCMがずっと気になっていました。別に大した内容じゃありません。どっちかというとダサダサなものなんですが、ここに出てくるタレントの選択が何というか、ちょっと変わっているんです。

 見たことある人も多いと思いますが、山本浩二、渡辺真知子、杉山愛、見城美枝子、中澤祐二、陳健一と、実にとりとめのないメンバーがそれぞれにバンテリンは良く効くよ、的なメッセージを発するというものです。それだけでも頭が痛いのに、グラフィック広告の方は、この6人が単純に切り抜きで肩を並べて出てくるのですから、「一体どういうつながりで選んだんだ?」と首を傾げたくなるのも無理ありません。普通、広告で複数のタレントを使う場合は、そこになんらかのドラマなりキャラクター設定なりをするものですが、バンテリンの場合、本当にただ素で出てくるだけなのですから。

 それぞれは各界の有名人ではあります。しかしトップスターかと言うと、ちょっと辛いかも、というレベル。山本浩二よりは長嶋茂雄、杉山愛よりは伊達公子、中澤祐二よりは中田英寿。彼らが出てくればはるかに話題性があります。超豪華メンバーの競演、というのなら意味もあるでしょう。でもこのレベルのタレントにとどまっているのは、予算の制限があったに違いありません。

 クライアントから「タレント費は1億円以内」なんて縛りをされたのですが、肩こりの薬に木村拓哉や藤原紀香級のビッグタレントが出てくれなかったのか、とにかくたくさん数を並べたかったのかわかりませんが、6人で1億円で収めようとした結果がこれだった、という印象です。1人平均1500万円。ま、こんなもんでしょ。

 で、このとりとめのない6人が、なんと今回ガラリとメンバーチェンジをしたというのです。山本浩二→松木安太郎、渡辺真知子→高嶋ちさ子、杉山愛→小林浩美、見城美枝子→フランソワーズ・モレシャン、中澤祐二→マック鈴木、陳健一→坂井宏行だと言うことですが、実はまだ僕はCMを未確認なので一部間違っているかも知れません。まあ間違っていても大した問題ではない程度の面子です。

 ざっと見渡して相変わらず「なぜこの組み合わせ?」と思わざるを得ません。いや、流れはわかりますよ。スポーツ選手やら監督やら料理の鉄人やら女性音楽家やら知性派女性文化人やらと、いかにも肩こりや筋肉痛に悩みそうな職業の人々、ということなのですが、全体として見た場合、第2弾メンバーも結局予算で選んだんだろうな、という感想になります。それも少し安くなったのでは、と感じさせるくらい。うーん、契約金は同程度かも知れないけど、マイナーになったというか、マニアックになりましたよね。

 あくまでもこのシリーズに興和はこだわるのか、となると第3弾もあるのか、その時はさらにマニアックな人選になるのか。今から興味が沸きます。僕だけかも知れませんけど。

とりあえず、読むたびに(1日1回)


を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。


この日記をマイ日記才人に登録する

前日翌日最新今月