幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 3月14日 ● ラガーのいかりや長介。

 キリンラガーのCMは、広末涼子やTOKIOが出てきてライブ感いっぱいにはじけてみせていて、それぞれになかなか好感が持てますが、その中でも最新作のいかりや長介がベースを弾くバージョンが秀逸です。

 もう見た人はわかると思いますが、ちょっとざらついた画面で、長さんがずっと渋くベースを弾いているだけなのですが、それが滅茶苦茶カッコイイのです。

 会社の後輩のH川くんは「いかりや長介って楽器できるんだ」と言ってオヤジさんに「当たり前だ!」と怒られたそうですが、確かにジャズバンドとして演奏をしていた頃のドリフターズを知っている世代は随分と上になってしまいましたから、若い世代には演奏する長さんは新鮮に映ることでしょう。

 若い頃は小野ヤスシらと一緒にジャズバンドを組んでいたいかりや長介。その後、ドリフターズのリーダーとしてビートルズ来日公演の前座をつとめ、クレージーキャッツの後継者としてドリフはコミックバンドに転身、「8時だよ!全員集合」で茶の間の人気者に。そして今では渋い俳優として存在感のある演技を見せてくれます。

 日本に芸能人多しと言えども、なかなかこれだけ華麗に転身を続けてきた人はいません。そして彼の場合は、過去の芸歴がそのまま今に蓄積されて彼の魅力に転化しているところが見事です。老境に入ってますます磨きがかかってきた長さんは、日本のショーン・コネリーかも。007と「ウィッス!」の差は大きいけれど、老人になったらどんな過去であれ、それが自らの資産になっているかどうかがポイントのようですね。

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