幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 3月13日 ● ジュリーとショーケン。

 昨晩の『SMAP×SMAP』に萩原健一と沢田研二が出演しました。2人が共演した訳ではなく、萩原健一はビストロSMAPで食事をし、沢田研二はSMAPと一緒に昔の歌を熱唱したのですが、それにしてもなんたってショーケンとジュリーです。超豪華なゲストにビックリでした。

 もっともこの2人が揃って出てきたのを「超豪華」と思うのは40代、せいぜい35才くらいまでの世代でしょう。この番組の主たるターゲットである10〜20代には、萩原健一は実直な中年サラリーマン役が多いパッとしない役者、沢田研二は昔は大スターだったらしい懐メロ歌手でしかないことでしょう。

 確かに1990年代の2人はそう言われても仕方ないほど華々しい活躍は皆無で、せいぜい萩原健一はサントリーのモルツ、沢田研二はキリンのラガーをCMで飲んでいたくらいです。

 しかし、1970年代から1980年代前半の2人の活躍ぶりは目を見張るものがありました。当時の沢田研二は今のキムタクと比べても遜色ないくらいオーラを出していました。なにせ樹木希林(まだ悠木千帆だったかも)が「ジュリー〜〜」とカラダをくねらせ、石野真子は『ジュリーがライバル』なんて曲を歌って紅白のトップバッターをつとめていたくらいの大スターです。キムタクも歌詞に登場したことはありますが、タイトルになったことはまだないでしょう。

 ショーケンは1970年代『傷だらけの天使』『太陽にほえろ!』『前略おふくろ様』などの日本テレビ人気ドラマに主演して、やはり今のキムタク並の視聴率男でした。『太陽にほえろ!』でのショーケン演じるマカロニがいなければ、あの番組があれほどの長寿番組になることもなかったでしょうし、『前略おふくろ様』がなかったら倉本聰は人気脚本家たりえず『北の国から』は生まれなかったかも知れません。

 そしてさらにその前、1960年代には、この2人はそれぞれザ・タイガース、ザ・テンプターズというグループサウンズの2大人気グループのボーカルだったわけです。今で言えばジュリーはGLAYのTERU、ショーケンはL'Arc-en-cielのhydeというところですが、多分当時の人気はそれ以上だったと思います。

 GSブームが終わった後、2人は一時期PYGというグループを作っています。TERUとhydeのツインボーカルグループ結成、ということですから、そのインパクトの強さは想像できると思いますが、残念ながらすぐに解散してしまいました。それ以降、2人が共演したことはないと思います。だからこそ、昨晩のスマスマに「おおっ、ジュリーとショーケンが同じ番組に出ている」と驚いてしまうのです。

 久々に大学時代に買ったジュリーのベストを引っぱり出して聴いてみました。バリバリに歌謡曲していてカッコイイです。いやぁ、いいわぁ。

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