幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 3月4日 ● またつまらないものを買ってしまった。

 いま話題のドラマ『HERO』の主人公が通販オタク、という設定のためか、最近また通販グッズが注目を集めているようです。確かに通販で売っている商品というのは独特の発想があるので、見ているだけで興味深いのですが、僕は見ているだけで滅多に通販で買うことはありません。

 ただ昔から弱いジャンルがひとつだけあります。通販番組では滅多に取り上げられないと思いますが、新聞や雑誌に広告が載っている企画モノのCD(昔ならレコードとかカセット)全集があると、ついつい買ってしまうのです。

 最初に買ったのは大学生の時でした。映画音楽の名曲を集めた全10巻のカセットテープ。ちょうど20才の頃だったと思います。「ある愛の詩」「ゴッドファーザー愛のテーマ」「ロミオとジュリエット」「ロッキーのテーマ」「スカボロー・フェア」「禁じられた遊び」なんていうスタンダードな映画音楽が240曲。見ていない映画のテーマ音楽も多かったのですが、なんとなく音楽を聴いているだけで見たような気になれるのが良かったのです。

 その後に買ったのが「ROCK BEST 100 ARTISTS」という1960〜70年代のロックのヒット曲を集めた全10巻のCD全集。「ヘルプ」「天国への階段」「ホテルカリフォルニア」「長い夜」「ハイウェイスター」なんて曲が140曲も入っています。さらに勢いに乗って「思い出のヒット歌謡大全集」という1960〜80年代の歌謡曲を集めた全10巻のCD全集。こちらは江利チエミ、越路吹雪、伊東ゆかり、ザ・ピーナッツ、坂本九から山口百恵、沢田研二、太田裕美、松田聖子まで200曲。どちらも数年前に購入したのですが、子どもの頃から青春時代に聴いた曲ばかりなので、どの曲も感涙ものです。

 映画音楽、ロック、歌謡曲と揃えて足りないな、と思っていたのが青春時代のど真ん中であるフォーク&ニューミュージック。で、とうとうこの2月に「これぞ決定版だ!」と思えるような全集が出ました。「私の青春譜〜フォーク&ニューミュージックセレクション」という全13巻260曲のCD全集。「帰って来たヨッパライ」「走れコータロー」「翼をください」「風」「結婚しようよ」「神田川」「心の旅」「岬めぐり」「精霊流し」「なごり雪」「夢の中へ」「22才の別れ」「いちご白書をもう一度」「酒と泪と男と女」「卒業写真」「さよなら」「乾杯」などなど、もうどこから聴いたって全部歌えてしまうぞ、というような曲ばかり。多分40才前後の人ならわかってもらえることでしょう。

 とりあえずこれだけ揃えれば、もう青春時代の思い出の歌は完璧でしょう。老後の楽しみができました。問題はすでにカセットテープが古いメディアになりつつあるように、CDも規格が変わって聴くことができなくなるような事態が起きることです。まあしばらくは大丈夫だと思いますが、レコードの悲劇が繰り返されることのないように気をつけていないといけません。

とりあえず、読むたびに(1日1回)


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