幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 3月5日 ● サッカーくじは売れるのか。

 3月3日に発売されたJリーグのサッカーくじ「toto」。テレビや新聞などで派手に広告も展開していますし(アルシンドが出てくるバージョンはインパクトありました)話題性は十分なのですが、果たして目論見どおりに売り上げがあるのでしょうか?

 他のギャンブルと比較すると、まず目立つのは当選金の配分率47%という低さ。すなわち53%は寺銭として巻き上げられるわけです。収益金はスポーツ振興のために使われるということですが、まあ新たな国の財源ですから、税金みたいなものです。

 宝くじの寺銭の高さは有名ですが、これが55%。ほぼtotoも同じ割合です。賭けた金の半分以上は最初から戻ってこないわけですから、博打としてはかなり割が悪いことは間違いありません。ちなみに競馬の寺銭は25%。JRAは良心的です。

 また最高当選金額は制限されて1億円となっていますが、それも宝くじのように必ず最高金額が手に入るということではありません。まるで100円で1億円が当たるような宣伝をしていますが、どっちかと言うと、そんなことはまず考えられません。売り上げの47%のうちの50%が1等(13試合の試合結果全て的中)の当選金になりますが、当たった人数で割る訳ですから、本命通りになると結構額は低くなりそうです。

 もっとも配当金が低いことは宝くじの例を見てもわかるように、あまり問題ではないのかも知れません。それよりも問題は、簡単にtotoがそのへんの店で買えないことにあります。これはあくまでも未成年への影響を考えて、という建前を守るためにわざと買いにくくしているためです。本当ならコンビニで売れば簡単なのに、なぜか専門ショップやガソリンスタンドで購入しなくてはならないのは、かなり不便です。

 まあそれでもギャンブルの魅力は大きいですから、そこそこ売れるとは思いますけどね。お金を賭けてスポーツを見ると、気合いの入り方が全然違います。興味も高まるし研究もします。ずっと観客動員が低迷を続けているJリーグにとっては、人気回復のための起爆剤になる可能性大です。

 今年のJリーグはこれまでになく選手の移動が多く、去年までとはかなり様相が変わることもあり得ます。2002年W杯に向けて、Jリーグが盛り上がることは大切ですから、totoがうまく成功すれば良いのですが。

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