昨日の話題の続きです。読んでいない方は、そちらを先にどうぞ。

　Ｍっちゃんが「開業医」と偽って会った看護婦ですが、Ｍっちゃんによればその後も「会いたい」というメールが届くそうです。看護婦ならとっくにＭっちゃんが「偽医者」であることに気づくはずなのに、これは一体どういうわけだろう、と僕たちの間で検討した結果、多分相手も「偽看護婦」である、という結論に達しました。

　そもそも、歯科医の妻でもあるベテラン看護婦が遊び相手に医者を選ぶでしょうか？狭い同業の世界でそんなことをしたら、どこでダンナにばれてしまうかわかりません。余りにも危険です。しかも、看護婦にしてみれば医者なんて周りに掃いて捨てるほどいるわけですから新鮮味もありません。どうせ遊ぶなら「ギョーカイ人」であるコピーライターの方がまだ面白いでしょう。

　しかし、この「ナース」と名乗っている女性が、実はかつてちょっと医療事務を手伝ったことがあるくらいの専業主婦だとしたら、この話も結構辻褄があいます。かつて勤めていた病院で看護婦に手をつけて遊びまくる医者を見て、どうせ遊ぶなら金を持っている医者が良いとでも思ったのでしょう。そしてＭっちゃんに会った時も、自分が嘘をつくのに必死ですから、同じように大汗かいて嘘をついているＭっちゃんの不審な様子にも気づかずにいたのも理解できます。

　Ｍっちゃんに尋ねてみたところ「そんなことは考えてもみなかった。自分が嘘をつくのに一生懸命で相手を観察している余裕なんかなかったよ」とのこと。となると、彼女にしてみればＭっちゃんは人の良いお間抜けな医者に見えたのかも知れません。これならうまく騙せるわ、とほくそ笑んでメールを送り続けているのではないか、というのが僕たちの結論です。

　「偽医者」vs「偽看護婦」。こうなると完全に狐と狸の化かし合い。バカで騙されやすいのは、男とか女とかではなく、単に頭の悪い奴ですね。今回は、どっちもどっちですけど。

---

とりあえず、読むたびに（１日１回）

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。

この日記をマイ日記才人に登録する