テニスサークルを創設したのは今から15年前。最初の練習予定日は雨で流れて、実際にスタートした第1回の練習は1986年1月18日。まだ僕は24才でした。創設時のメンバーは21才から28才までの7人、平均年齢は24才くらいだったと思います。それからメンバーは入れ替わりながらも細々ながら途切れることなく練習を続け、ついに昨日の練習で通算400回を達成しました。

　創設してからしばらくはサークル運営のノウハウに乏しく、右往左往することもいろいろありました。特に苦労したのはコートの確保。メンバーの家から近くて、取りやすい公営コートを探し回りました。最初のうちは小牧市にある小牧勤労センターをホームコートにしていましたが、サークルを立ち上げてから半年後に、コートの抽選が平日の昼に行われる“社会人をなめとんのか”方式に変わったために断念。その後は往復ハガキで抽選を申し込む愛知県営の朝宮公園にホームコートを移し、去年同じ愛知県営の小幡緑地に変えるまで14年間ずっと通い続けました。

　ただコートの抽選に外れて練習できないことも多く、少ない時は年間に11回しか練習日がない年もありました。毎週ちゃんと複数面数を確保できるようになったのは、実はこの2〜3年のことです。

　もっともコートは長い間1面あれば十分でした。と言うのも、コート確保の次に苦労したのはメンバーの確保だったからです。サークルを立ち上げたものの、1970年代後半のテニスブームは徐々に衰えはじめ、テニス離れが若者の間で進んでいました。創設時のメンバーが少しずつ欠け始め、新しいメンバーの補充もできずに、1989年頃にはコートがあってもメンバーが揃わずにやむなく中止したことが幾度もありました。今思えば、あの頃がサークル活動最大のピンチでした。

　その後、積極的にメンバーの勧誘をして1993年頃からサークル活動も再び活発になり、運営も軌道に乗りました。そして1996年秋にサークルのサイトを開設してからは、一気にテイクオフして現在に至るわけですが、ハッと気づけば僕も40才。サークルの平均年齢も少しずつ上がってきて、今は31才くらいになりました。今後はオジサンオバサンテニスも視野に入れていくべきなのかな、と思っています。

　ここまできたら500回、600回を目指して細く長くサークル活動を続けていきたいと考えています。そのためにはなによりも健康第一。そして仕事で疲れ過ぎないこと。なにせ社会人のテニスの最大の敵は仕事ですからね。忙しいビジネスマンはテニスなんかしてられませんもの。

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