幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 2月9日 ● 40代は同窓会適齢期?

 昨日のように誕生日が来たぞ、40才になったぞ、とここに書いてしまうと、たくさんお祝いのメールが届きます。もちろん貰って嬉しくないわけではないのですが、なんだか強制的にお祝いを言わせているような気がしてしまって、ちょっと心苦しかったりします。いや、気を遣わせて申し訳ありませんでした。でもお祝いメールは嬉しかったです。

 で、同級生からのメールには「小学校のクラス会をやったよ」みたいな話もありました。そう言えば昔から40代になると突然同窓会が多くなる、ということを聞きますが、これも「人生折り返し」による現象なのでしょうか。昔をしみじみ懐かしむ年齢になったということですよね。毎年同窓会を開いている、という40代の人の話も聞いたことがあります。その時間が一番楽しいんだそうです。

 ただ僕はまだ同窓会にそれほど情熱を持てずにいます。同窓会にありがちな「あの頃は良かった」というスタンスは、「それに比べて今はダメだ」「この先あんな楽しいことはない」という現在及び未来を否定してしまいますから、あまり前向きとは言えません。同窓会で「良い思い出だった」として振り返るなら、これからも良い思い出をどんどん増やしていこうという気にもなれますが、後ろを振り返るばかりの会合なんて、辛気くさくていやなのです。

 もちろん、40才にもなると疲れ果てて、時にはそういう懐かしくて暖かで穏やかな空気の中に浸りたい時もあるでしょう。しかし、一度そこにはまってしまうと、本当に後半戦の人生が懐古と郷愁ばかりで楽しくなさそうなので、僕はついつい警戒してしまうのです。同窓会にはそれとは見えない甘く危険な香りがします。この年で確たる名目もなくむやみとやるものではないと思います。

 なんて屁理屈を言うのは、実は小学校から高校まで、下手すると大学も含めて、同窓会と言えば僕が幹事をやらなくてはならないからなんですけどね。そんなもの、40代になった途端にあっちでもこっちでも「クリタ、同窓会を開いてくれ」の大合唱になったら身動き取れません。仕事だって忙しいし、テニス最優先でプライベートは動いているんだから、やりたいんならみんな自分で幹事してね、同窓会。

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