幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 2月4日 ● 公営コートの料金。

 気象庁によればこの冬の名古屋はかなり寒さが厳しかったとのこと。1月の平均気温も随分低かったようです。一昨年秋に名古屋に転居してきたテニスサークルのYちゃんも「去年は名古屋って暖かいって思ったけど、今年は実家の埼玉に負けないくらい寒かった」と言っていました。

 そんな寒い冬でも、テニスしている時は全然平気なんですが、辛いのは待ち時間。以前よくプレイしていた春日井の県営朝宮公園は、コート脇のベンチで待っていると、伊吹降ろしがまともに吹きつけてきて、歯の根も合わないくらいにカラダが冷え込みました。ところが最近使っている県営小幡緑地の人工芝コートは、すぐ西側に小山があるため、北西から吹いてくる風はほとんど当たりません。特にベンチは屋根と壁で上手に囲われているので待ち時間も実に快適です。

 このコートは4年ほど前に新しく作られたので、コートそのものもキレイだし、ベンチも快適だし言うことなし。これで以前使っていた朝宮公園(ここはコート状態も劣悪です)と料金は同じなのですから、小幡緑地の方が良いに決まっています。愛知県営のテニスコートは、新しかろうが古かろうがどこでも均一料金。もちろん、それだけに良いコートは人気も高く、我々もコート確保に毎回苦労しています。

 ところが名古屋市営のテニスコートというのは、施設によってそれぞれ料金が異なります。一番高い東山公園テニスセンターと、一番安い鶴舞公園では時間単価にしてほぼ5倍の差があります。もちろん、それくらい、もしくはそれ以上に施設の充実度も違いますから、僕はこの料金設定は間違っていないと思います。東山公園テニスセンターは料金が高い分、抽選倍率は低くなるようで、コートが取りやすいため、いざと言うときはよく使っています。

 名古屋市も愛知県も財政状況が厳しいことには変わりはないはずです。ですが、テニスコートひとつとっても、まだまだ愛知県には市場原理を考えない「お役所」体質が色濃く残っています。確かに安くて良いコートがあるのは県民へのサービスとしては正しいあり方ですし、県営コートは市営コートと違って広い地域に拡散していますから、地域によって高い安いがあるのは不公平かも知れません。

 しかし、倍率が異常に高くなってコートが取れないのでは使えないわけですから、そもそも意味がありません。もう少し料金を値上げしても良いから人気を分散させてくれた方が利用者としても助かるのです。僕たちのようなサークルだけではなく、フラッと利用したい人にも、取りやすいコートは大切です。安くするばかりがサービスではないでしょう。

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