幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 1月29日 ● 凝りすぎマラソン中継。

 大阪国際女子マラソン、期待の新星・渋井陽子が初マラソンの世界最高を出して見事に優勝。三井海上の同僚土佐礼子に続く世界選手権への切符を手に入れました。次々と新しいスターが出てくる日本の女子マラソン界、この勢いはどこまで続くのでしょう。

 今回、あまり有力な外国勢もまたビッグネームの日本選手も出ていなかった(小幡佳代子はいましたけど)せいもあって、僕が中継をちゃんと見始めたのは午後2時近くになってからでした。ですから最初から通して見ていた訳ではないのですが、それにしてもテレビの中継が凝りすぎていたというか、張り切りすぎているのではないかと思いました。

 まずカメラワーク。選手がフレームから外れたかと思うと、次に髪の毛や太股やと一部分のアップになったり、下から上へ、右から左へとカメラを振ったり。レースの展開よりも選手の表情や内面の葛藤でも撮そうと思っていたのかも知れませんが、見ていて疲れてしまいます。選手の真横を一緒にバイクで走りながら撮っていましたが、あんなにバイクが近づいたら選手の邪魔になるんじゃないかと気になって仕方ありませんでした。

 それと走っている方よりもゲストの方が豪華なメンバーだったことも、ちょっと不必要に感じました。メインは中継車に一緒に乗っていた高橋尚子なんでしょうが、リポーターの増田明美も随分出ていましたし、有森裕子も特別扱いで喋っていました。僕は途中から見たのでわかりませんでしたが、新聞には浅利純子や松野明美らの名前もありましたが、これだけのメンバーを揃えたら何か喋らせなくてはならないわけですから、ゲストが多すぎるのはレース中継の邪魔でしかありません。

 ロードレースの中継というとNHKを除けば、テレビ朝日系が朝日新聞主催のレースを持っているだけに多いわけです。続いて毎日新聞系のTBS系列、読売新聞系の日本テレビ系列となるわけで、今回の大阪国際女子マラソンを中継したフジテレビ系列というのは決して多くはありません。ましてや今回は大阪の関西テレビです。気合いが入るのもよくわかりますが、バラエティ番組ではないのですから、もう少し淡々と中継する方がロードレースには合っていると思います。まあアナウンサーがはしゃぎすぎてうるさいサッカー中継よりは、まだマシでしたけど。

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