幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 1月19日 ● 満塁男・駒田の引退。

 横浜ベイスターズの満塁男・駒田が引退を表明しました。本人はまだまだやる気満々なだけに、どこも引き取り手がないことがいかにも寂しく辛いです。

 駒田と言えばプロ入り初打席で満塁本塁打を放ち、また通算満塁本塁打数も王に次いで歴代2位ことで、とかく派手な一発屋という印象があります。ところが通算安打こそ昨年2000本を達成したものの、通算200本塁打も通算1000打点もわずかに足りません。もちろんあと1年現役を続けていれば達成できそうな記録ではあるのですが。

 とりわけ通算本塁打は、高木守道(236本)、若松勉(220本)、福本豊(208本)と言った小柄な1、2番打者よりも少ないのですから、随分意外な感じがします。もっとも高木はプロ入り初打席初本塁打や4打数連続本塁打、若松は2試合連続代打サヨナラ本塁打などという派手な記録も持っていますから、巧打だけの打者ではありませんが、駒田の大きな身体を考えると、ちょっと物足りない感じは否めません。

 しかし、駒田と言えば記録よりもなによりも、FAで巨人を飛び出した、ということに尽きます。ナベツネがごり押しで通した「巨人のための」FA制度。落合、清原、工藤ら大物選手が続々と巨人に転び続けていますが、その中で唯一巨人から出ていったのが駒田です。後に続く選手がいないことを考えても、いかに駒田の決断が日本球界では異端なものだったのかが理解できようというものです。

 そんな駒田だけに、何とか本人が納得できるギリギリのところまで現役を続けて欲しかったと思います。どこの球団も駒田獲得に手を挙げないのは、高額な年俸と去年のゴタゴタの印象による「トラブルメーカー」というイメージのせいらしいのですが、年俸など本人がいくらでも良いと言っているのですから、さして問題ないはず。トラブルメーカーと言ったところで、グラウンドでちゃんと結果さえ出せば関係ないでしょう。それを理由にされるほど偏屈で我が儘なキャラクターとは思えません。

 中日はどうして駒田獲りにいかないのでしょうか?大豊を阪神から返してもらうくらいなら、駒田の方が守備も上手だし、はるかにファーストとして使えると思います。山崎と併用できるだけの実力はありそうですから、今からでも獲りにいったら良いと思うのですがねぇ。なんと言っても「巨人を飛び出した」というところがポイント高いでしょう、中日ファンにも星野監督にも。違うか?

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