最近自分でもどうしちゃったのか、と思うほど、モノを買わなくなりました。特に新しく買うのはまだしも、買い替えというのが面倒で、ついつい調子の悪いものをずっと使い続けてしまいます。

　去年ミニコンポを買い替えたのですが、その前のコンポは8年くらい使っていましたが、カセットもＣＤプレーヤーも壊れていて、使えたのはチューナーだけ。その状態で2〜3年は使っていたのですから我ながら驚きます。ＣＤラジカセがあるので、それで代用していたら「別にいいや」って思ってしまって。

　現在買い替え候補に挙がっているのは、パソコン（もう6年前の型になってしまいました）、クルマ（現在8年目）、プリンタ（未だに10年前のBJ-10V使っています。最近パソコンショップでインクカートリッジを見かけなくなりました）、洋服箪笥（14年くらい使っていて、引き出しの底が抜けてしまっている）、コタツ（僕が独身時代に買ったものですでに16年以上使用。接続部分が壊れていて一切電気が通じない。当然暖かくならない）、ドレッサー（32年妻が使っている鏡台があるのですが、もはや骨董品に近い。さすがに限界）。

　まあクルマはともかく、他のものはそんなに高価じゃないんだから、さっさと買い替えれば良いのですが、なぜか行動を起こす気になれません。特にコタツなんて安いものだし、とにかく壊れている電気製品なんて何の意味もないんだから、さっさと買い替えれば良いのに、なぜ電器屋に行かないのか自分でも説明がつきません。

　僕の友人に、全てのモノには生命が宿っている、と考えている奴（女性ですけど）がいます。考えている、というよりも「感じる」んだそうです。もしかしたら、僕は長年使ったモノたちの心にとらわれてしまっているのかも知れません。うーん、ちょっと怖いかも。

　そうそう、本当に買い替えなきゃいけないのはマンションでした。狭くて子供部屋はおろか、娘の学習机を置くスペースすらないのですから。あー、でも引っ越しなんて異常に面倒なこと、絶対やりたくないなぁ。本当はお金の問題だけど。

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