幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 12月26日 ● 年賀状は残った。

 子どもたちが冬休みに入り、クリスマスも終わると、すっかり気分は年の瀬。いよいよ20世紀も残り数日、ということで、何だかもうこのまま店仕舞いって感じがするんだけど、実際には駆け込みでやらなければいけない仕事がたまっていて、結構忙しかったりもします。

 会社の仕事以外にも年の瀬なのでやることはいろいろ。大掃除は本当の休暇に入ってからにするとしても、年賀状だけは早めに片づけねばなりません。毎年毎年同じことの繰り返しなのですが、我が家の年賀状は僕が企画を考えて妻がイラストを描くという手順。大抵12月上旬には企画が提示されているのに、イラストの上がりが遅くて作業に取りかかれません。それさえ終われば、後はひたすら書き倒すだけなのですがねぇ。

 世の中すっかりパソコンで年賀状を作るというのが広まってしまいましたが、我が家は頑なにプリントゴッコでこだわっています。もちろんパソコンで作るのは造作もないことなのですが、あくまでもアナログなメディアにはアナログな手法を、ということで、手作り感が横溢する素朴なプリントゴッコ派なのです。

 ただし宛名だけはワープロが世の中に広まった頃からずっと印刷。一晩で200枚の年賀状を片づけるには、これしかありません。一枚ずつ宛名も直筆で書くだけの余裕はさすがにないものですからね。一言コメントだけは全ての年賀状に書き込んでいるので、それで勘弁してもらおうということです。

 それにしても21世紀になっても年賀状が廃れずに残るとは、ちょっと意外でした。10年以上前に初めてパソコン通信で年賀メールを送った時、その簡便さに驚き、きっと21世紀には各家庭にパソコンが普及して、年賀状は年賀メールになっているに違いないと思ったのですがねぇ。

 確かにパソコンは普及しましたが、それを年賀状作りに活かすようになるとは。技術は想像以上に進歩していきますが、ライフスタイルの変化は意外とゆっくりなものです。21世紀の正月も、僕は30年前と同じく、こたつでミカンを剥きながら年賀状を読みます。ま、変わらぬことも良いことだとは思いますが。  

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