幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 12月23日 ● どこまで株価は下がるのか。

 年末に向けて毎日のように株価が下がっていきます。一番の要因はアメリカ株式市場に連動して下げているということのようです。日本の経済が少々回復しようがなんだろうが、結局アメリカ経済次第で株価は上がりも下がりもするということなのでしょうか。

 今年の春に「ネットバブル」と言われ高騰した日本の株式市場。あの頃は景気の良い話がたくさんありました。ヤフー株が1億円を超えたとか光通信株がどうだとか。若きネット長者がゴロゴロ生まれて高級マンションや外車を買いまくっているとか。

 そんな話につられて、10年前のバブル期には、まだ若くて株に手を出すことができなかった今の20代〜30代が一気にネット取引で株を売買しはじめました。書店に株式投資の入門書が平積みされ、マネー雑誌が新しく創刊されたり、証券会社が派手にテレビCMを始めたり、広告界でも「IR」がちょっとしたブームになったり。なんだかあの頃が甦ったかのようでした。おいおい、って感じでしたけどね。

 で、この小さなバブルは春の終わりとともに簡単にはじけてしまいました。最初は光通信のようなネット関連株が暴落し、ここにきて全面安の様相を呈しています。辛うじて持ちこたえているのはJRや電力など公益性の高い銘柄だけ。トヨタのように業績の良い超優良株まで直滑降のように下げています。

 この状態はいつまで続くのか。株価ほど予測があてにならないものもないとは思いますが、大方の評論家は2001年前半はまだダメだと言っています。まあ来年夏の参院選がひとつのターニングポイントではあると思いますから、後半が勝負、というのは誰でも言えることなのですが、当たらずとは言えども遠からず、という読みではあるのでしょう。

 ただ株価があまり下げたままでは経済界も困ります。当然今のままでは森政権が倒れるのも早まることでしょう。橋本派がいつ森の首を切るかによりますが、春には動きがあるでしょう。となると、もし株を底値で買おうと考えているのなら、来年2月あたりが買い頃でしょうね、なんて、全く無責任な僕の予想なので、決して信じて買って損しても文句を言わないように。あくまでも株は自己責任でするものですから。  

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