日曜日はテニス大会、のはずがあいにくの雨で中止。サークルのメンバー11人が眠い目をこすって朝早くから集まったのに、至極残念なことになってしまいました。

　せっかくだから、ということで、全員でボーリングに。サークルのメンバーでボーリングをしたのは3年振りです。もっとも当時のメンバーで今回もいたのは11人中3人しかいませんから大半は今回が初めて。ボーリングする姿を見ていると、テニスとどこかしら似ているところがあって、結構笑えました。

　Ｏ川くんはテニスのフォームはピカイチ。練習の時にも惚れ惚れするようなショットを放ちますが、いかんせん安定感がなく、試合になるとミスを連発します。ボーリングもパワフルでなおかつ綺麗な球筋でストライクを連発するのですが、急に荒れだしたりしてスコアがまとまりません。1ゲーム目は169と好調でしたが、2ゲーム目は137と落ち込んでしまいました。

　Ｋ藤さんは不格好でもとにかく拾いまくるテニス。技術の割には意外と勝負強いのですが、ボーリングでも1投目は6ピンとか7ピンしか倒せないのに、なぜかそこからスペアを拾ってくる「しこる」ボーリングをします。1ゲーム目143、2ゲーム目137とスコアをまとめてきて、Ｏ川くんとは対称的でした。

　Ｋ上くんのテニスは、とにかく不器用。サーブなんて長年テニスをやっているとは思えないような「よっこらせ」というフォームで、ゆるーいボールを打ちます。ボーリングも妙にぎこちないフォームから変な回転のかかった遅球を投げてギャラリーに大受けしていました。それとサーブにせよボーリングにせよ、始動前に奇妙な儀式があるところも似ていて余計に笑わせてくれました。

　ボーリングと似ているテニスの技術は、やはりサーブとフォアハンドストローク。止まっている姿勢から自分のタイミングで動き出して狙ったところにボールを送るという点ではサーブが一番近いのですが、カラダの使い方としてはフォアハンドの方が似ています。みんなテニスを熱心にやっているメンバーだけに、ボーリングのフォームにも何らかの影響が表れてしまうのでしょう。

　ちなみに僕は1ゲーム目こそレーンコンディションをつかめず130と沈みましたが、2ゲーム目は184とまあまあのスコアが出ました。久しぶりのボーリングなのでこんなものでしょう。僕の場合は、テニスよりもボーリングに熱中した方が早かったために、ボーリングのフォームが先に固まってしまったので、あまり影響は受けていないと思います。

　ただ今回は1ゲーム目のスコアでハンデを決めて、2ゲーム目のスコアで昼食を賭けていたので、ダントツのハイスコアの僕はきっちり奢ってもらいました。そういう意地汚さだけはテニスとちょっと共通しているかも知れません。 　

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