幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 12月9日 ● 忘年会も減っている?

 カラオケ人口の減少とカラオケボックスの低迷については先日触れましたが、実はこの時期恒例の忘年会もかなり減ってきているのではないか、と感じています。僕自身は今年もいつもの年と変わらないくらい忘年会はあるのですが、そもそもが気に入ったメンバーでしか酒を飲みたくないタイプなので、それほど数は多くありません。

 ただ木曜であれ金曜であれ、以前に比べると明らかに夜の繁華街は空いているし、店の予約もとりやすいようです。カラオケボックスが予約なしでも入れるのはもちろん、二次会に立ち寄る店も空いているし、帰りのタクシーが簡単に捕まるのも当然になりました。

 忘年会が減ったとすれば、その原因は2つ考えられます。ひとつは不景気がすっかり定着して、余計なお金は遣わないという意識が徹底したということでしょう。バブル期のバカ騒ぎもすっかり記憶の彼方に飛び去り、みんな堅実であることが当たり前になったため、無意味な忘年会はなくなり、また付き合っても二次会、三次会なんてハシゴすることも少なくなったのでしょう。もちろん企業の経費削減策も効を奏していると思います。

 もうひとつは、特に若者の飲酒についての意識が変わってきたのではないか、ということです。以前は若い奴はバカみたいに浴びるように酒を飲んで騒ぐ、酔っぱって潰れるまでひたすら飲む、先輩にすすめられたら断らない、というのが当たり前でした。それを嫌がる者もいましたが(僕がそうでした)、そういう人間は少数派だったと思います。

 ところが最近あまりそうした若者の集団を見かけることが少なくなりました。みんなスマートに飲んで、さっさと解散していきます。体育会的な忘年会は激減してきているようですし、「アルハラ」が認知されてきた昨今、飲酒を強要する先輩も徐々に淘汰されてきているのかも知れません。

 もちろん、こうした変化は良いことだと思います。「ノミュニケーション」と称して、酒を飲まないと本音を語れない、とか、親しくなれない、というのは、呑んべの言い訳です。酒を飲んでも酔わないし、タバコも吸わない、風俗にも行かない、博打もしない、そんな奴は男としてつまらん、とくだを巻いているオジサン、気持ちはわかるけど、もうすぐ天然記念物になってしまいますよ。  

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