久しぶりに週末2日続けてカラオケボックスに行ってしまいました。かつては月に何回も歌っていたのに、最近ではめっきり足が遠のいていたのですが、久しぶりに声を張り上げて歌うと、やはりスッキリして良いストレス解消になりました。

　最初の日は20代半ばの女性3人を連れて行ったのですが、彼女たちがさりげなく歌う割には上手なのには感心させられました。僕たちより上の世代だと、上手い人は上手いけど、ちょっとクサイ、という場合が多いのですが、今の20代はさりげなく普通に上手いんですよね。カラオケ慣れしているということと、音楽への親しみ方がまた一段と深いのだと思います。

　翌日は僕が下から2番目に若いというオジサン・オバサンのカラオケでした。当然前日のように最新ヒット曲を歌っても「知らない」と言われてしまうので、テーマを「21世紀に伝えたい歌」ということにして、懐メロの名曲をみんなで歌いまくりました。一応広告業界に生息している人たちですから、40代・50代の割には演歌特集になるわけではないのですが、緊張感漂う前日に比べて、安心できるラインアップになりますから、これはこれで楽しいカラオケでした。

　ところで12月の週末にカラオケボックスに行くとなると、以前なら予約しなくてはとても入れなかったものですが、最近はどこでもすぐに入れてしまいます。カラオケ人気が去ったという話は聞いていましたが、実際これではかなりの売り上げ減でしょう。

　これは一説には若者が携帯電話料金に小遣いを取られてしまい、カラオケ代にまで回らなくなった、ということですが、僕はお金の問題だけではなく、コミュニケーションのカタチ自体が携帯電話やインターネットによって変化してきているのでは、と思っています。メールの普及と発達によって、カラオケのようにみんなで集まる機会が減ってきているというか、必要性を感じなくなってきているのではないか、という気がするのです。これは別に何のデータもあるわけではない、単なる僕の勘に過ぎませんが。 　

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