幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 11月9日 ● グランパスサポーターと平野。

 Jリーグセカンドステージが久々に再開されました。そこで早速瑞穂に名古屋対京都戦を見に行ってきました。なにせ相手は京都。ゴタゴタの末に名古屋から移った平野と望月が在籍するチームですから、これはまさに「因縁の一戦」です。

 試合の方は0-1でグランパスが負けてしまい、わずかに残る優勝の可能性も潰してしまいましたが、それより面白かったのが、平野と望月に対するサポーターの態度です。2人に関しては、メンバー紹介からすでにブーイングでした。

 特に平野については、彼がボールに触るたびに大ブーイング。活躍しようが失敗しようがスタンドが沸きます。名古屋にはストイコビッチだけではなく、復帰した楢崎や呂比須もいますし、京都にはカズがいます。しかし、それらのスター選手よりもサポーターはみんな平野が気になったようです。

 そして、確かにカタチはブーイングでしたが、僕にはサポーターたちの屈折した平野への愛情が見え隠れしていると感じました。敵になった以上、応援するわけにもいかないから、代わりにブーイングを精一杯浴びせることで、平野への愛情を確認しているようでした。

 かつて中日にいてトレードに出された大島や宇野や大豊もそうでしたが、一芸に秀でた、逆に言えば穴の多いバランスが取れていない選手というのは、悪口を言われつつも愛されるものです。左足の強烈なキック力だけが取り柄で代表に選ばれた平野。守備も下手だしシュートを打ってもよくふかしてしまう平野。彼が、これほどまでに名古屋のファンから愛されていたということを、平野はあの大ブーイングから感じ取ってくれたでしょうか?  

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