年に一度の会社の慰安会で長島スパーランドに行ってきました。会社が企画する小さな子どものいる社員のための家族サービスデーのようなものなのですが、あいにく日曜日は雨で、せっかくの遊園地もいまひとつ盛り上がりませんでした。

　長島スパーランドの売り物は、いくつかある絶叫マシンです。僕が幼稚園の頃に来た時には、ジェットコースターがひとつあっただけなのですが（これは今でも遊園地の真ん中に残っています。レトロな味わいがあって良い感じです）、その後の絶叫マシンブームに乗って次々と売り物を増やしていきました。

　昨年までの最大の目玉は巨大木製ジェットコースター「ホワイトサイクロン」だったのですが、今年は最高時速153kmを誇るモンスターマシン「スチールドラゴン」が完成し話題になっています。

　実際、この目でスチールドラゴンを見ると、その規模と迫力に圧倒されます。なにせ比べるとまるでホワイトサイクロンがとても小さくて子どもだましのように見えてしまうのです。スチールドラゴンの様子は、遠目に見ていても「真っ逆さま」という印象。実際に乗っていたら、間違いなく真下に落ちているように感じることでしょう。

　古き良き時代の初代ジェットコースターとホワイトサイクロン、そしてスチールドラゴン。この3台を乗り比べるだけでも、きっと時代の変化をその身に感じることができると思います。

　ところで古き良き時代の遺産と言えば、長島スパーランド名物の歌謡ショーが11月で幕を閉じることになっています。巨大温泉とショーというセットで多くの庶民を楽しませてきた長島スパーランドも時代の流れには抗しきれずにスタイルを変えていかなければならないようです。

　最後ということで、歌謡ショーのラインアップもこの秋は豪華です。細川たかし、香西かおり、八代亜紀、美川憲一、長山洋子ら紅白常連組が続々と登場。最後を締める大トリは北島三郎です。ある意味、演歌の終幕のようにも感じられるところが、余計に寂しさを感じさせるのかも知れません。温泉に入って演歌歌手のショーを楽しむというメンタリティは、どんどん今の日本人から失われているのでしょうね。

---

とりあえず、読むたびに（１日１回）

を押してください。 日記猿人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。

この日記をマイ日記猿人に登録してみる