幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 10月23日 ● どれだけ強くなったんだろう。

 日曜日にまたテニスの大会に出ました。毎週のように土日テニスをするのはちょっと家庭的に問題ありなのですが、スポーツの秋だけに仕方ないかな、と(自分だけ思っています)。

 大会というよりも「中会」くらいの規模のダブルスの試合だったのですが、僕にとってはちょっと思い出のある試合でした。2年前のこの大会、僕は準決勝で優勝したペアに2-6で負けました。ベスト4というのは当時の自分の実力を考えると出来過ぎです。ほとんどペアのMさんのお陰でした。

 しかし、その準決勝はちょっと僕にとってはきつい試合でした。なにせ試合をしている4人の中で、僕だけが明らかにワンランク落ちるプレーをしていて、そのために負けてしまったということが自分自身でもよくわかったからです。

 しかも試合が終わった後に、Mさんだけではなく相手のペアや観戦していた人も含めて、みんなから欠点を指摘されアドバイスされ挙げ句に励まされてしまったのです。言ってくれる人が僕より上手な人ばかりだっただけに、ベスト4になった喜びよりも、自分の実力不足をはっきりと示されたショックの方がずっと大きかった大会になりました。

 僕が本腰を入れてテニスに励むようになったのは、この大会後からです。1年後には、この時に負けたペアに逆に6-1で勝つことができました。他の試合でも勝てなかった相手に勝てるようになったりして、それなりに成果は上がってきました。まあ2年間も真面目にテニスしてきたのですから、ある程度は強くなっていなければ甲斐がありませんけどね。

 で、2年後。結果はベスト8止まりでした。予選リーグ戦はそれなりに順調に1位で勝ち進めたのですが、決勝トーナメントではあっさり負けてしまいました。成績はイマイチというところですし、自分のプレーもパフォーマンスの7割くらいしか発揮できなかったという感じで、ちょっと消化不良で終わってしまいました。

 ただ2年前にも熱心に試合を見てアドバイスしてくれた人が、今回も見ていて「クリタさん、随分強くなったよね」と誉めてはくれました。確かに自分でもそこそこは強くなったとは思いますが、その程度がどれくらいか、ということが本当は知りたいところです。陸上や水泳のように自分の実力が記録で示される競技とは違いますから、客観的に評価することがとても難しいのです。

 もっともだからと言ってテニス初段とか2級とか誰かに証明してもらいたいわけでもありません。技量だけではなく、メンタルの強さや戦略の巧みさが大きく勝負を分ける競技です。単純な腕比べではなく、その時によって同じ相手に勝ったり負けたりする複雑さがテニスの魅力ですから、結局何となく自分で「これくらい」と納得するしかないのかも知れません。

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