幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 10月16日 ● 引くか粘るか。

 人間、うまくいっていると時というのは、あまり考えずに流れに乗っていればいいのですが、ダメになった時に、そのまま粘って頑張るか、いったん引いて捲土重来を期すか、判断に迷うところです。

 わかりやすいのがギャンブルで、パチンコはその典型です。だいたいツキがない時に無理して粘って大損するようにギャンブルというのはできているのですが、頭が熱くなっている時に引き際を覚るのは難しいものです。

 同じように恋愛においても、無理に粘って決定的に嫌われるよりも、一旦退却して好感度を保ちながら再挑戦する方が良い時もあります。ただ「押しの一手」もあながち作戦としてはないわけではないし、再挑戦しても普通ダメなものはダメ、ですから、恋愛はギャンブルよりも引き際の判断がさらに難しくなります。

 僕は昔から短気な方で、じっくり腰を据えて粘るというのが苦手です。と言って上手にサッと引くのもダメで、ついつい早く結論が欲しくなるものですから、結果として最低な手を選択します。つまりバクチに出て自爆。それがギャンブルだろうが恋愛だろうが仕事だろうがスポーツだろうが、とにかく短期決戦という名の無謀なチャレンジを繰り返していました。

 ところが最近は年齢のせいか、随分といろんな方面に粘りが出てきたような気がします。一番端的なのがテニスで、以前は無理に打ちにいくか、逆に一発の華麗な技に溺れて自滅するかだったのですが、最近はじっくりと組み立てて確率の高いプレーをするようになってきました。

 これは長年の経験から、結局ロマンを夢見るよりもリアリストの方が圧倒的に強いという結論を得たからです。「堅実路線が一番」と言ってしまうと寂しいのですが、少なくとも勝ちにいく時はよく考えないとダメですね。


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