1996年10月10日に当サイトをオープンして以来、とうとう4年が過ぎました。この「コーカイ日誌」自体は1996年9月後半から書き始めていましたが、正式にテニスサークル『昼下がり庭球倶楽部』のサイトとして立ち上げたのは10月10日です。あれから丸4年。最初からずっと見ていてくれた人、そして途中から見始めてくれた人、全ての人に感謝の気持ちを込めてお礼を伝えたいと思います。あなたたちがいたから、ここまでこのサイトを続けることができました。ありがとうございます。

　当時は個人がサイトを持つということが、少しずつ広まりつつある時代で、僕の周りでもまだそんな奇特な人間はいませんでした。僕は広告業界という仕事柄と元々パソコン通信をやっていたという環境から、インターネットにも興味を持っていましたし、どんなサイトを作ろうか早くから検討もしていました。ですから最初からサイトを持つことを前提としてプロバイダを探し、契約するとすぐにオープンしたのです。

　コンテンツとしては、自分が好きなマンガや映画、歌謡曲、温泉などは即座に思い浮かびましたが、メインをテニスサークルにしたのは、実生活とインターネットをきちんと結びつけたかったからです。ネットはネット、という考え方もあるでしょうが、僕の場合はインターネットがバーチャルなままで終わるのではなく、現実の自分の生活とリンクしてこそ意味があるし面白いと考えたのです。テニスサークルのサイトを立ち上げて、一緒にテニスをする仲間を募り、テニスの輪を広げていく、それ自体が当時としてはエキサイティングな実験だと思いました。

　すでにこの「コーカイ日誌」で何度も書いているように、この目論見は僕の予想を超えて成果を収めました。この4年間にインターネットにアクセスできる人口は爆発的に増え、それに伴ってこのサイトへの反応もぐんぐん上がりました。多くのテニス仲間と知己を得ることができ、僕のテニスに対する情熱もまた刺激を受けて飛躍的に向上しました。

　また「コーカイ日誌」をはじめ、他のコンテンツにも多くのレスポンスがあったのも嬉しいことでした。最近はマンガや映画のページの更新が滞っていますが、余裕ができたらまたこちらも更新をしていきたいと考えています。

　残念なのは、この4年間、ほとんど技術的にはなんら向上していないことですね。ページ数だけはどんどん増えていっていますから、全体でどれだけのボリュームになっているのか、自分でも掴み切れていないくらいですが、技術面での進歩はほとんどないと言っていいでしょう。時々すごく凝った個人サイトを見ると「ほーっ」と感心はするのですが、どうしても自分はコンテンツの充実が優先してしまいます。最近ではカッコ良いサイトへの方向はほとんど諦めています。誰か技術顧問でもサークルに入ってきてくれないと、ずっと古臭いサイトのままでしょうね。

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