年に1回、シングルスに挑戦するポッカ杯シングルストーナメントがありました。去年は初挑戦で4回戦進出、優勝した人に競り負けるという結果だっただけに、今年はそれ以上、できたらベスト4を目標に参加しました。

　朝8時半集合、8時50分過ぎには試合を始めました。ちょっと眠かったのですが、予選1回戦はアップ代わりと思っていたので、気にせずのんびりスタート。相手は僕より10才近く年上に見える細いオジサンです。これはラッキーかも、と思ったのですが、実際に試合を始めてみたら、これが大いなる勘違いだったことに気づきました。

　大抵初級者のシングルスの場合は、相手のバックハンドにボールを集めておけば攻められることもないし、チャンスが来たら前に詰めてボレーで決めればOKというものなのですが、このオジサンも同じことを考えているらしく、2人でひたすらバックハンドのしのぎ合いになってしまいました。

　ストロークを打ち合っている分には互角だったのですが、差をわけたのは、ネットプレーの巧みさでした。僕もシャンとしていなかったとは言え、それほどミスを重ねていたわけではないのですが、相手の方は前に詰めたらチャンスボールをきっちりと決めてきたのに対し、僕は前に出ても厳しいパスやロブを打たれてボレーをミスしてしまいポイントを取れません。また相手にツキもあって、ラインギリギリのボールがほとんどオンラインに落ちていました。それとノーアドバンテージ（デュースになったら1本勝負）をことごとく持っていかれた精神力の差も大きかったと思います。

　結局スコアは1-6と惨敗。最後まで崩れずミスせず自分のテニスに徹したオジサンの方が一枚も二枚も上手でした。目標のベスト4どころか、大会参加者の中で、恐らく一番最初の敗者となってしまいました。早起きの甲斐が全然ありません。恐らくシングルスの試合に出るのはまた1年後のこの大会でしょう。来年はもう少しシングルスを練習してから挑戦したいと思います。

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