ドラクエ7が、プレイ開始から1ヶ月以上経って、ようやくDisk2に入りました。すでにプレイ時間は90時間に達しようとしています。いやぁ、長かった。ちょっとカジノで遊んでいたとは言え、コントローラーを握りしめながら寝てしまったことも少ないのに、ここまで時間がかかると言うのは凄いことだと思います。

　ところで6までのドラクエでは、攻略本がバカ売れしたと思うのですが、今回の7では、あまり売れていそうもありません。僕自身、ほとんど攻略本はあてにしていません。壁にぶち当たったりデータを参照したい時には、インターネットのドラクエサイトで調べるからです。

　ちょっと検索をかけてみればわかりますが、ドラクエ関連のサイトは本当にたくさんあります。攻略ルートが事細かに記されていたり、武器や防具をはじめ、いろいろなデータが精密に網羅されているところもいくつも存在しているので、わからないことは、とりあえずネットで調べるという癖がついてしまいました。これでは攻略本を出しても、以前のように売れることはないでしょう。出版社にしてみれば大損害です。

　もっとも、ドラクエ6の時もネットを利用していなかった訳ではありません。5年近く前でしたから、当時はもっぱらNifty-serveに頼っていました。小さなメダルなど、見落としているところがたくさんありましたが、ニフティで入手したメダルリストが大いに役立ったものです。

　当時のパソコン通信人口と、今のインターネット人口では月とスッポン並に違いますから、当時僕がニフティから引っ張ってくる情報は、周囲のドラクエファンにとっては、実に貴重なものでした。悩んでいる人にヒントをあげては、そのたびにかなり感謝されたものです。しかし、今ではみんな簡単にインターネットで調べてしまいますから、もう誰も有り難がってくれません。

　情報が広く行き渡り共有化できる社会になると、出版社や僕のような情報収集手段を持つものがダメージを被ることになります。情報を独占してきたものが、その特権を手放さなければならなくなったのです。産業革命に似たこうした現象こそ、ＩＴ革命の小さな成果なのでしょうね。本当に小さなことですけど。

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