幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 10月7日 ● 地震満々。

 金曜日のお昼過ぎ、会社のデスクで仕事をしていたら、なんだかフラフラします。「あれ、まだ風邪が治っていないのかな」。数秒間じっとしていましたが、依然としてまだフラフラします。周りの同僚も一様に不思議そうな顔。「もしかして、これ地震?」。

 鳥取西部を中心にした今回の地震は、不思議な揺れ方をしました。まるで船に乗っているかのようなゆっくりした横揺れが、随分と長時間続きました。最初に「ドン」とくれば、あっ、地震だ、と思うのですが、じわじわと揺すぶられるというのは経験がないだけに気味が悪いものです。

 テレビをつけたら、鳥取西部では震度6強とか。島根県出身の同僚が慌てて実家に電話をしますが、なかなかつながりません。家が倒壊したり負傷者が多数出たようですが、様子がわかりません。東海地方でも震度3〜4の揺れだったようですから、さぞかし鳥取では揺れたことでしょう。

 それにしても今年は天災が多い年です。火山はあちらこちらで噴火し、大地は揺れ、大雨に洪水。平安時代ならとっくに飢饉でも起きていそうなところです。まあ現代の日本で飢饉はないですが、その代わり、平安時代よりはるかに人が密集して住むようになったために集積度が高く、ひとつの天災が大きな損失を与えるようになりました。

 中でも恐ろしいのが、やはり地震です。今回の鳥取西部地震をみてもわかるように、突然やってきて強烈に破壊していくパワーは、日本中どこにいたって安全ではない、と思わせるに十分です。しかも現在は大きなエネルギーが日本列島沖で溜め込まれている状態なので、いつなんどき東京や名古屋のような大都市を地震が襲うとも限りません。まさに「地震満々」状態なのです。三宅島の人々をテレビを見て「よくあんなところに住んでいるな」と驚いてしまうのですが、この地震の巣状態を考えたら、日本人全員が「よく住んでいるな」と言われても仕方ありませんね。

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