幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 9月15日 ● 南アによく勝った。

 シドニー五輪サッカー予選。マスコミの論調は、南アもスロバキアも軽く一蹴して、できたらブラジルにも「マイアミの奇跡」の再現をして、メキシコ五輪以来のメダル獲得、という図式のようですが、普通のサッカー好きならそんなうまくいくもんじゃないと誰もが思っていることでしょう。

 とりあえず予選初戦の南ア戦が大きなカギを握るということは誰でもわかります。身体能力の高いアフリカのチーム、ヨーロッパのリーグで活躍している中心選手もいるし、どう考えても日本と互角以上です。しかし、ここを勝たないと予選突破は果たせないのですから、なんとしても勝ちにいかなければなりません。アトランタではブラジルに勝ちながら予選突破を果たせなかったのです。同じ轍を踏むわけにはいきません。

 試合は最初からずっと南アペース。決定的なチャンスを何度か逃れてはいましたが、明らかに押されています。結局前半に見事に先制されてしまい「こりゃまずいぞ」という雰囲気が日本を覆いました。

 それを救ったのが中村の左足でした。前半終了間際に中村のフリーキックから高原が頭で合わせたゴールは、シドニー五輪だけではなく、2002年、そして2006年のW杯にもつながる見事な1点だと思います。

 そして後半、相変わらず個人能力の高い南アに押されてはいるものの、DF陣がかなり安定した守備を見せて守りきっておいて、ヒデから高原へのキラーパス一閃!このリードを守りきって初戦突破を果たしたこの試合は、まさに「優秀な守備コーチ」(南アの監督がトルシエのことをこう言ったそうです)トルシエの描いたシナリオ通りの試合だったのではないでしょうか。

 なによりも大事なことは勝つこと、結果を出すこと。それを見事にやってのけた五輪代表の逞しさは、今までの日本代表には見られないものでした。

 ところで実況のアナウンサー、ゴールの時にうるさ過ぎ。なんとかならないのかねぇ。あれで良いと思われちゃ、かなわんよ。


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